温暖化のせいか、けっこう暖かいドイツの冬。20年前のドイツは、マイナス2桁の気温が珍しくなかったので、最近のドイツの冬は昔とは比べものにならないくらい暖かいです。
それでも暖房が効かないと寒い思いをします。暖房がきかない理由はいろいろありますが、簡単に直せる方法が二つあります。
一つ目は、暖房器具の中にたまってしまった空気を逃がしてやる方法です。暖房器具の中に
空気がたまってしまうと中の熱水が循環しにくくなって暖房機の温度が低くなってしまいます。写真のように、暖房機の端っこにネジ穴が見えますので、専用ネジ(*) を使ってエアーを抜きます。
二つ目は、下記のようなタイプの場合、長い間メモリをゼロにしておくと、暖かくなるまでかなりの時間がかかることがあります。このタイプの場合、冬の間に長く留守をする時でも2(夜間暖房)のメモリに合わせておきます。
1~5までの数字が書かれたメモリのタイプが多く、1 が弱、5が強です。アパート内のどの部屋の暖房も冷たい場合はボイラー自体、あるいはボイラーからアパートまでの間に問題があることになります。
もしある特定の部屋の暖房だけ暖かくならない時によく起こっているのが、赤丸印のところの内部にある弁がこびりついてしまっていることです。毎冬前に起こり得ます。
弁は内部にあるので外からは見えませんが、その場合はトンカチなどの先が硬くてちょっと重みのあるものでその部分を軽く数回たたくと弁のつまりが取れて解消されます。
どうしても分からない場合は、まずはお隣近所に相談するのも方法ですが、最後は管理事務所か大家さんに連絡することになります。
冬はカビも増える季節。カビに関しては是非こちらをご覧ください。
川崎英一郎
* リピートブログは、その年に初めてドイツの生活をスタートされた方々のために毎年投稿されるブログです。
役に立つ。!!