アメリカ大統領選とBorn in the USAから民主主義を考える3

前回の記事 アメリカ大統領選とBorn in the USAから民主主義を考える2の続きです。

今回は、アメリカ大統領選挙を左右する一連の大イベント、大統領候補討論会について。

二大政党以外の候補者がこの討論会に出ることは事実上不可能です。調査によると76%以上の人が第三政党候補者の討論参加を望んでいるにも関わらず。一体なぜなのでしょうか?

この大統領候補討論会 、The Commission on Presidential Debates(大統領候補討論会委員会 ) というNPOが主催しています。このNPOは民主党と共和党によって1987年に設立されました。設立の目的は、「大統領候補討論会のコントロール」です。1988年の選挙から討論会を開催しています。組織のスタッフ、役員は共和党、民主党メンバーから構成されています。そして、民主、共和両党に関係の深い企業、個人がスポンサーとなっています。

委員会設立時に、委員長であるFahrenkopf氏は「委員会は第三政党の候補者を討論に参加させるつもりはない」と宣言、同じく委員長のPaul.G.Kirk氏も「彼らは討論会から排除されなければならない」と語っている。

CPDのホームページ http://www.debates.org/

参考:Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Commission_on_Presidential_Debates

1992年の大統領選挙では、無党派のロス・ペロー氏がパパ・ブッシュ、ビル・クリントンを抑えて一次トップに立つなど驚異的な支持率を獲得、この年はさすがに無視できない勢力として討論会に参加しています。

しかし、次の1996年の選挙では「当選の見込みがない」として参加を拒否されました。

そして2000年に「5つの世論調査における15%以上の支持」を討論会への参加条件とする新ルールが制定されました。

そのため、今回のように大いに問題ありの2人であってもそれ以外の候補者が多くの人に政策、意見を届ける機会を奪い、二大政党によって選挙制度が独占されてしまうことになりました。

より詳しくは下記リンク先をご覧ください。

アメリカ大統領選における非民主的システムと不公正さと・・・ そして見えてきた希望の光

ブログ Wisdom Begins in Wonder より

2012年のオバマ&ロムニーの大統領選のときの記事です。

記事の最後の方、特にここは重要なので紹介します。

第三政党候補による討論会

そんな中、10月23日、従来のテレビ討論会の不公正に不満を抱き、より開かれた自由で民主的な選挙を実現させようとする市民グループらが、第三政党の候補者4名による討論会を実現させました。過去に前例のない画期的な企画です。

討論会は、Free and Equal Election Foundation というNPOが主催し、元CNNのキャスターであるラリー・キング氏が司会を務めました。討論会は、CSPAN(主に議会活動や公共関連の報道を行っている民間の非営利テレビ局)によって中継されると同時に、インターネットで配信されました。オバマ対ロムニーの討論会を中継する大手テレビ局はどこも中継しないどころか、ニュースにさえなりませんでした。

討論会では、オバマやロムニーがまったく取り上げなかった様々な分野にわたる政策が論じられました。中でも、保守かリベラルかに関わらず第三政党の4候補に共通している政策が、イラクやアフガニスタンの米軍の即時撤退と軍事費の大幅縮小です。コンスティテューションパーティーのグッドが「アメリカは世界の警察ではない」と述べると、スタインは民間人の犠牲者を多数出しているドローン(無線操縦機)等による爆撃の禁止を訴えました。

また、気候変動と環境に関する政策にも、大統領選で初めて注目が集まりました。グリーンパーティーのスタインは、旗印のグリーンニューディール政策で環境保護、再生エネルギー業界の振興で2500万人の雇用を生み出すとしたのに対し、ジャスティスパーティーのアンダーソンはアメリカとって長期的な脅威はテロリズムよりも気候変動であるという見解を示しました。

さらには、

・二大政党システムの解体による自由で真に民主的な政治の実現
・候補者アクセス要件の改定を含む選挙制度の改革
・大企業による政治献金で絶大な影響力を振るうPAC(Political Action Committee)の廃止
・市民権の侵害である愛国法(Patriotic Act)の撤廃
・連邦予算の赤字の大幅削減
・富裕層に有利な税制の廃止
・マリファナの合法化や同性婚の合法化の是非
・平等に医療を受ける権利・・・

など、何れも国家的危機であり、国民の生活が直面する課題でありながら、オバマ・ロムニーが一切触れなかったか、なるたけ避けている政策が、次々に議題にあがりました。この討論会の様子は次のサイトから視聴できます。(→Third Party Presidential Debate

 

今回大統領選をきっかけに調べてみると何もかも知らないことばかりで驚きました。

いろいろなものごとの景色が違って見えてきます。

ASOBO! 山片

www.asobo.de

 

広告
タグ:
カテゴリー: 未分類

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中

  ブログランキングの応援クリック、         宜しくお願いいたします!      ↓↓↓           ↓↓↓

にほんブログ村 海外生活ブログ デュッセルドルフ情報へ
にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。