傍目八目 岡目八目で テレビを観る。

最近、ドイツの1945年当時のテレビがやたらと
日本で放送されている。ヒトラー政権時代のものだ。

昨日も、今日もNHK BSに釘づけとなって観た。
何故なのか考えてみると
どうもアメリカの大統領選挙(これは日本で同時中継された)と
関係があるのではないか、と思っていたが
少し違うようだ。

ドイツの著作権は死後70年で切れる。それは
ヒトラーの著作権も例外ではなく「わが闘争」も
それにあたる。
扇動的著作と言われようとドイツでも散々な
論議があったようだが今年、1月4000部が出版され
その日のうちに売り切れとなったようだ。

ヒトラーはベルリンの官邸で死んだが
住民登録はバイエルン州に今もあり、
その住宅は今も外装を変えて人が住んでいる。

そういう所に良かれ悪しかれ日本との歴史を残すと
いう意味において大きな違いがみられ私には
大変興味深かった。

今日はヒトラー暗殺をもくろんだ4人の男、というタイトル
だったが、これも息をのむほど面白かった。
ヒトラーの側近から「裏切者」は出てくるのだが、
ヒトラーに知れるやいなや絞首刑。
それも、苦しんで死ぬようにロープではなく
首に食い込むピアノ線が用いられ
20分以上もだえ苦しむように命じたというのだから
彼の人格的異常が知れるというものだ。
更に、部下に命じて、暗殺をもくろんだ側近の死刑を
「ビデオに撮らせていた」といのだから
これはもうサディズムの極致かもしれない。

でも今の日本もヒトラー政権に少しにかよっている
部分はある。
重度の身体障害者が何十人も殺される事件も、
介護施設や病院、リハビリセンターなどで
後を絶たず、
「社会に役立たない者は殺されても仕方ない」
というような考え方もはびこっている。

移民がとても少ない日本だからこそ
こういう同じ民族同士の根深い暗部は
一旦表面に出てくると広がりを見せる。

この日本でドイツのヒトラーの著作は
一度も発禁処分となることなく
発売され続け、
ヒトラーの側近たちの「戦争の美学」などという論文や
ヒトラーのプロマイド、ポスター、なども
「モデル」として一緒にとじ込みの付録となって
販売されていることに
つくづく傍目八目を感じる。

ドイツの暗部の歴史や過ちを
日本で何日にも渡ってドキュメントで知ることができる。
おそらく
ドイツでも、日本の歴史的な誤りや恥部を放送している
番組はあるのだろうと思う。

他の国にいるからこそその誤りや欠点も
歴史的フィルムなどでわかることがあるのかもしれない。

ヒトラーの時代も、今の日本もドイツも
民主主義国家である。
その政権下で起こったことだからこそ、独裁政権に
気づかずに知らず知らずそういう道にそれていることを
知っておかねばならないと思う。
民主主義=独裁政権の可能性。

という図式はありうるのだと今回のドイツの
ドキュメントで知った。

「わが闘争」にユダヤ人の悪口は書かれていても
「殺せ」とか「収容すべし」という文言は一言も
書かれていず、その論調は極めてわかりやすかった
からこそ恐怖だ。
この書物が奇しくも今年、注釈付きで販売されたことは
きわめて意味深いと考えている。

                   

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