先日、(心の中で)涙を飲み、心を鬼にして14歳の娘をやむなくビンタしたことをずっと考え続けています。
今回、日本出張で妹の家族のところに2泊お世話になり、子育てでは10年以上先輩の妹、義理の弟に相談しました。
すると弟曰く、長女はビシバシ(?)叩いたとのこと。それを聞いて少し安心しました。
自分の父親が厳しく、子供の頃に居間に用意してあった竹刀でビシバシ叩かれたり、中学生の頃に頭を坊主刈りにされて、クラスの野球部の連中から「お前、野球部じゃないのになんで坊主?」と言われたりして父親を嫌っていました。
そこで自分は子どもには決して手を上げまいと思っていたのでした。
でも先日のその時は、母親を親とも思わない横柄な態度。普段から生意気なところがあるのは父親に似たのか(汗)、ひどい時はまるでバカ殿の暴君のように母親を罵ります。それを見かねてのビンタでした。
近くに呼んで、「メガネを取りなさい」と言い、頬が「パチーン」と音を立てたのは、娘が「何か変だな〜」と身構える直前のほんの一瞬でした。
言い訳ではありませんが、自分との口論で腹が立ち興奮してとかいうのではなく、家内に対する態度で考えた末に行ったことでした。
そういう考え方や態度を当たり前だと思って大きくなってしまうと、世間に迷惑をかけて損をするのは娘自身です。つまり娘自身のためを思ってのことでした。
実際に私自身も、子どもの頃はあれほど嫌った父親に対して、今では厳しくしてもらったことにとても感謝しています。亡くなってもう10年以上経ちますが、亡くなる時には大泣きし、今でも慕っています。
叩かれた娘の方はどうかというと、嫌っているかどうかは分かりませんが、怖がってはいるようです。それで良いのだと思っています。
子どもは、世間で何か大きな悪さをしても名前が出ないとか、情状酌量の余地をもって罰せられるなど、そういう意味では法律でも保護されています。
その理由は、子どもはまだ正しい判断ができないからですが、だからこそ親や大人からの間違いの指摘や矯正が欠かせません。子どもにもよりますが…
下の2人の男の子はそういえばまだ一度も引っ叩かれたことがありませんが、それは長女が引っ叩かれるのを見て学習しているのでしょうか…
川崎英一郎
[…] お姉ちゃんの過去の三回の引っ叩かれを見て覚えているからかもしれません。 […]
私は長女。結構親には叩かれましたよ。
それがよかったのかどうかはわかりません。次女、次男は、上の子どもの痛さを「みて」学んでいるのか学習してあまり叩かれないようですね・・・・・・。
親も学んで大人になるのかもしれない。