子供の言語習得のステップについては、様々側面があるとのこと。
- 「聞く力」「話す力」なら、やはり年少から始めた方が有利。
- 「読む力」「高度な書く力」は、高学年から始めても大差がない。
- 子供が新しい言語環境の中に置かれた場合、会話力は大体2年で獲得
- 子供が新しい言語で抽象的な思考が出来るようになるには、5~7年以上かかる。
- 母語話者らしい発音は、5.6歳の時までに習得
- 母語環境にあれば、文法・基礎構文は、10歳ぐらいまでに習得する。
但し、語彙については、生涯に亘って習得していくことになります。
そして、海外で育つ子供の日本語の語彙を育てるには、親の役割は重要とのこと。
家庭で話す言葉が限られてしまうと、年令にふさわしい言葉の数が増えず、その為に
言いたいことが表現できなくなってしまう。語彙が不足しているために、日本語母語の
親との会話がうまくできない、親との会話が少なくなってしまうこともあるようです。
日本に住んでいれば年令にふさわしい新しい言葉を自然に習得していくのですが、
海外ではその環境が無いため、家庭での意識的な努力が必要になります。
「図鑑、絵カードなどで座らせて教える」より、親から生きた言葉を共通体験として
体得することのほうが、何より大切だとのことです。
家庭で子供と過ごす時間は、毎日あるようで限られていますね。子育て中の忙しい親にとって、家庭で楽しく有意義にできるヒントも共有できればと思います。
6月28日(火)から3回、海外での子供の言葉育てについてのセミナーを開催します。
セミナーの後半は、疑問を話せるQ&Aタイムとなっています。一緒に話しませんか?
6/28, 7/1, 7/16
無料セミナー:もっと知ろう 海外での子育て こどもの日本語、どうなる?~入門編
そろばんは日本の文化。夏期講習開催します。
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コミュニティwatashi
大木尚美
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