彼女の中国語。

夫は若い頃、北京で少しの間仕事をしていた。
タイにも少しいた。
北京の時は天安門事件の真っ最中で、軍の銃撃を
かいくぐるのに、日本のパスポートを頭の上に
かざしながら逃げ回り、死ぬような思いをしたという。
多くの学生がブルトーザなどの下敷きに殺されていくのを目の当たりにしたらしい。

でもその少しの間に、彼女もでき、いい思いもした。
残念ながら、彼女の両親に「日本人とは結婚させない」と
言われてしまい、砕け散った恋らしいが・・・。

と、いうわけで夫は中国語も「わかる」つもりになっている。
当然、習近平の言う「漢詩まじりの」「偉人のことば」は
わからないが、それでも少しはテレビから聞き取れる
中国語があると、彼は豪語するのだ。

「ほとんど忘れてしまったけどね、中国に言って耳が慣れれば
きっと思い出す」と夫は言う。

私も中国語を習ったことがある。試験も最低の試験に合格している。
けれど未だに中国語は聞き取ることができない。
唯一聞き取れるのは数字と日本(リーベン)だけである。
私の中国語の先生は、北京教育大学の日本語学科を出て
奈良の天理大に留学し、商工会議所に就職し、そこのビジネス部門を
担当している若き才女だった。

北京というのだから首都でもありいわゆる標準語にあたる
中国語を話しているのだろうと思ったら
「違います」と先生は言う。

香港に買い物に行ったら「あなたの中国語はわからないから
英語で話してほしい、と言われた」と言われるという。

中国は広い。30以上の人種がいて混在している。
言葉としては「標準語」がなかなか定着できない。

だからふと思うのだ。
夫の彼女だった人の中国語と言うのははたして
通じるような標準語だったのだろうか。

まあ、少なくても夫には通じたようであるが。

夫は今も中国人の彼女が作ってくれたフィナンシェや
パウンドケーキ、まんじゅう類を恋しがる女々しい男である。

どんな味がしたのか私も食べてみたい。
1年に一度くらいは「中国語雑貨店」に行って
山査子(さんざし)を干した果物や、クッキーを買うことがある。
思いの他、薄味で、一口サイズで食べやすく私には大変
好ましい味である。ただ若干高めな価格なのだが・・・。

言葉は難しいが「味」に関していえば中国スイーツは私好みなのが
なんとも皮肉だ。

中国語でクッキーは、餅干(ビエンガン)。なんだか漢字だけ見ていると
乾かした、お餅みたい。不味そうな響きなのにとても美味しいのです。

                                       Y

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川柳とダジャレを書き込んでいます!

カテゴリー: 未分類
彼女の中国語。」への2件のコメント
  1. senryusato より:

    うーん、どうかなあ。ビミョウーです。

  2. netdeduessel より:

    砕け散ったお陰で貴女と結婚できたのだから、良かったですね。

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