虐待と愛情。

北海道の函館の山の中で
7歳の男の子が両親に「お仕置き」として
置き去りにされたニュースが全世界を駆け巡ったようです。

カナダからの友人も「ねえ、男の子見つかった?」とメール打診がありました。
警察官、消防署、自衛官、そして近所の人や、熊のハンターまで
男の子の名前を叫びながら、山のふもとの薮を探しました。
その数、のべ1200人、穿った見方で計算すると
6日間で850万以上はかかった、と思います。

意に反して、男の子は丘のような低い山の上の方にいました。
上の方からは下界の明かりが見えて安心したらしいのです。
そして立ち入り禁止の看板を無視して自衛隊の演習場に入り、避難施設の一つのカギのかかってない空間に置きっぱなしに
されていたマットレスに挟まって寝起きしていました。
また、水道水が凍結することなく出て、飲める「水」が手近にあったことも男の子の
生命をささえました。

命が助かった後は、案の定、「親はなんというやつだ!」攻撃が始まりました。
何しろ、午後5時、いうことを聞かない男の子を山の中に置き去りにし、
500メートルも離れてしまった親です。
世の中を騒がせ、自分は「お仕置き」を正当化しているというわけです。

少年の学校では、カウンセラーが配置され、
自分も悪いこをしたら、暗い山の中に置き去りにされて一人で
サバイバルしなければならないと思い込んでいる小学生たちをケアしています。

やんちゃな7歳の男の子の教育は、大変なことも推測できますが
これからはお仕置きの度合いまでニュースネタになるようです。

ドイツの教育は今は知りませんが、昔は結構厳しいものだったと聞いています。

しかしながら、今は山に置き去りはないだろうと思います。

アメリカの新聞では、「武士道の子どものしつけ方は置き去り」と書かれ
日本は仏教国として、修行の一環で子どもを山へ置き去りにする、と
書いたメディアもありました。
これはタイのことではないか、と思うのですが、
いずれにせよ置き去りは罪です。

児童保護相談所は、この件、「度が過ぎた虐待」とは
判断しましたが
「保護責任者遺棄」のような罪には問わなかったようです。

大問題になってた今回の遺棄事件ですが、結構日本では
「置き去り」の事件は結構な数で起きています。

この事件で、そのことが明るみに出ただけでも日本の教育の
困難な状況がわかっていただけると思います。

勿論、虐待はダメなことは言うまでもないことですが
愛情と、躾のはざまで親たちは常に揺れ動いているのです。

                                     佐藤 庸子

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川柳とダジャレを書き込んでいます!

カテゴリー: 未分類
虐待と愛情。」への2件のコメント
  1. 佐藤庸子 より:

    本当に難しいですね。育て方って。昔はおばあちゃんやおじいちゃんが
    仲立ちした頃があったらしいですが。
    真ん中の子は、世渡り上手。親からも怒られない
    すべを知っているみたいですよ。(ずるいかも?)

  2. ganbarenihon より:

    私も長女に1回、長男に2回くらい置きざりをしています。どういうわけか次男はゼロ回。
    どうしようもなく手におえない状態になったので、車から子どもを降ろして車をスタートさせて置き去りにしました。

    でもほんの数十メートルでとんでもない泣き方をして十分反省の色が見えたので、その時点でピックアップしました。距離と時間のその程度には難しいものがあると思います。

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