海外で生活していて、「あなたは日本人?」と聞かれたことがあるかもしれません。その理由はいろいろと考えられます。私の場合、「あなたは日本人でしょ?」と、半分決めかかった聞かれ方をしました。
場所はデュッセルドルフ、Klosterstr. という通りにあるコインランドリーの角。出かける前から夕立の可能性があるということを知っていたので、ゴルフ用の大きな傘を持って歩いていました。コインランドリーの近くにさしかかった時でした。急に空が真っ暗になって大雨が降ってきました。
ふと前方を見ると、車椅子に乗った老婆をおばさんが押していました。ドイツ人の老婆とその娘さんか、あるいはお手伝いのおばさんでしょうか。傘を持ち合わせていないようで、車椅子なので、どこかの軒の下に急いで駆け込むこともできません。
慌てて近づいて傘を差しかけました。都合良くゴルフ用の特大傘だったので、ちょうど3人とも傘の下に収まりました。その時に老婆に言われたのが冒頭の言葉でした。
「はい」と答えると、「やっぱり!そうだと思ったわ」と言われました。その後続けて「私、知ってるわ、日本人って優しいのよね」
普通の日本人なら、いえ、日本人ではなくても、誰でも普通にするこんな簡単なことで喜んでもらえました。以前何かで別の日本人から親切を受けていたようです。気になってそれを詳しく聞きたい衝動にかられましたが、夕立なので雨もすぐに止んでお別れしましたが、日本人として少し誇らしく嬉しい気分になれたワンシーンでした。
川崎英一郎
久しぶりにこちらにお邪魔したところ、大変素敵な記事!最近の日本人は心に余裕がない人も多いです。川崎さんの御人柄でしょうね。田原
ありがとうございます!
でも、「川崎さんの御人柄…」 は違うんです。
「あなた、日本人よね!」 なのです。
つまり、一般の日本人はみんなその傾向なのです。
「最近の日本人は心に余裕がない」…
そうなんです。
それが良くないと思います。
それについては23日にブログを出します!
そう言えば、パン屋さんの卵さん、「ドイツ語のレベルはどのくらいですか?」 という質問のメールを出した後、音信普通です(笑)。
日本人は優しい。確かにそうです。誇らしいです。
でも北海道の「ニセコ」の海外滞在組とバカンス組は優しい=甘い、と勘違いしているのもいるらしい。バスに雪玉ぶっつける、居酒屋で暴れて物を壊しても、取り調べの警官が優しい。
中国人に至っては「暴力を振るうのが当たり前の中国警官」とは日本は雲泥の差らしい・・・・。
日本の外国人の人、どうか日本人の「優しい」に甘えないで。