掃除の功徳 (和平の面から)

この日本をよくするのは、財務大臣でもなければ、総理大臣でもありません。国民一人ひとりの、ほんのちょっとした生き方にかかっています。

不景気も、外国 から一方的に持ち込まれたわけではありません。みんな、私たちの毎日の行動が、こういう世の中を作り出したのです。世の中を変えるためには、一人ひとりの行動を変える以外に方法がありません...

これは、日本で全国的に掃除活動をしている、「日本を美しくする会」 相談役の鍵山秀三郎さんの言葉ですが、ずっとこの言葉が頭に残っています。

今の世の中、悪くなる一方な気がするのです。いえ、景気の話ではなく、道徳の話です。親殺し、子殺し、同級生殺し、モンスターペアレンツ... 昔はなかった犯罪が発生しています。

それらが、私たち国民一人ひとりの欲の延長のような気がするのです。特にこの100年の間、さまざまな分野の発展発達のお陰で、一見世の中がとても便利になったような気がします。

でも便利に甘えていて良いのでしょうか。一人ひとり、つまりユーザーの欲求に産業・メーカーが応えるように次々と便利なものを出して欲を増長させてきていないでしょうか?

あの老子の言葉に、「便利な道具があっても使うことなく、命を重んじ日々の生活に満足する」 という言葉が残っているそうです。50年ほど前にそれを言った人がいたのならまだ分かりますが、2500年以上も前に…

便利になったように見えますが、たんなる悪循環にはまっているだけではないでしょうか? 実際に、乗り物の発達で移動が早く楽になり、家電の発達で家事が楽になり、インターネットの発達でコミュニケーションが簡単になりました。

その結果、不健康が蔓延したり、地球が汚れ続けています。文明の利器が仕事を行ってくれて、余暇が生まれるはずなのに、実際には全くその逆ではないでしょうか?

日本では幕末の頃の英雄たちはみな歩いて日本中を移動しました。コミュニケーションも勿論手紙なので飛脚です。つまり人間の足による走りです。そして驚くことに彼らはみな僅か20歳代で偉業を達成しています。

一体どういうことでしょうか?

話は違いますが、現在月に一度、知人・友人と一緒に駅前のお掃除をしています。なぜかと言うと、掃除には次の5つの功徳があるからです。

1、自分の心が清められる
2、他人の心まで清めることができる
3、周囲の環境が活き活きしてくる
4、周囲の人の心も物事も整ってくる
5、死後、必ず天上に生を受ける

5、には議論の余地があるかもしれません。

「一体どうしてそんな(馬鹿みたいな)ことをしているの?」 と思う人もいて、実際にもそう聞かれます。もちろん括弧の中は言いませんが...笑。

中には、「変な宗教じゃないの?」 と言う人もいるそうです。

変な宗教って、まさか危険な事件を起こすような宗教のことでしょうか?

もしそうだとしたら、それはひどい誤解です。

世の中には、それがほんの一部であっても、何の得にもならないこと(*) も進んで行える人たちがいることを知っていただきたく思います。

変な宗教なども勿論関係ありません。

でもその気持ちは良く分かります。実はうちの母親は、ある新興宗教にはまっていました。そしてその本部があるJRの駅では、信者さんたちによる掃除が毎朝行われていたのです。

その頃確かに私も思いました。「えっ? 一体どうして? 奉仕で駅の掃除をするなんて、変な宗教団体だな~」 と...笑。

まだ若い純粋で無垢な学生のころでした(笑)。だから、変な宗教… と、思う人は、多分純粋で無垢なのだと思います。

私はその後、良い意味でも悪い意味でも、良いこと悪いこと、きれいなこときたないことを、嫌というほど経験させられて、何とかある程度は清濁併せ呑むことができるようになりました(笑)。

宗教団体が困るのは、それを強く勧めることです。本人は気がついていないのかも知れません。人には色々な考えがあるので、強く勧められるのは困ります。

だから一部から、「何でそんなことを…」とか、「変な宗教では?」 と思われてもしょうがありません。ひとそれぞれ考え方があるのですから。もし知人・友人を誘うとしても、さらっと一度だけにします。でないと友好関係にひびが入ります(笑)。

大きな励みになるのは、反対側の一部の人たちの言葉です。その意義に気が付いてくれて声をかけてくださる人たちです。

「私も前から気にはなっていたのよね...」

「(ポジティブに)よくやってくれるわね...」

そして中には飛び入り参加の人まで現れます。駅の横のタクシー乗り場の数人のタクシードライバーが、飛び入り参加してくれます。

そして警官が近づいて来て肩をポンと叩き、「とても良い活動だ..!」と言ってくれます。

一番の励みになるのは、参加してくださる方々が存在することです。

でも中にはやはり、「そんなことをしてどうなるの?(無駄じゃない?)」 と声をかける人もいます。

そこで思い出すのが鍵山さんのお言葉ですが、「ひとつ拾えば、ひとつきれいになる」 です。

今の世の中、全ての人が全てのことに対して他人事になりつつあるような気がします。そしてそれが世の中を少しずつ、でも間違いなく悪い方向に向けているような気がします。

2月21日(日) は2月のお掃除の日。

デュッセルドルフの駅前にて10時。

ご参加お待ちしています。

詳しくはこちら ⇒ www.cleangermany.info

 

*  一見、何の得にもなっていない様に見えますが、実は物凄い得があるのです。自分たちの未来を良くするというとても大きな得です。そしてそれは単に「得」だけではなくて、「徳」 を積むこともできると思います。

川崎英一郎

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カテゴリー: ドイツの暮らし

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