同じテーマが続きっぱなしで申し訳ありません。デュッセルドルフ総領事館から発信される犯罪に関する安全情報メールが続いているからです…
その情報は、地元の警察から提供されています。
その情報を、www.anzen.de というサイトに掲載させていただいているので、どうしても内容に目が留まり、日本人のことが心配になってしまいます。
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勿論日本人だけを心配するものではありません。全ての国籍の人に被害に遭って欲しくありません。でも特に日本人を心配するのには理由があります。
日本人は世界で一番犯罪に弱いからです。あくまでも一般論ですが、日本人は島国なのでそういう意味では温室育ちです。イギリスも島国ですが、しょっちゅう大陸側や反対の北側からも襲われ慣れています。
第二次世界大戦を除けば、どういう訳か日本は今までの長い歴史の中でたったの2度しか外国から襲われていません。かの有名なジンギスカン(の使い) からです。
ジンギスカンは、モンゴルの人なので、大相撲の朝青龍や白鴎の強さと関係あるのでしょうか…
よって、海外で起こっている犯罪にとても弱いのです(同じ理由から外交にも弱いですが…)。デュッセルドルフでドイツ人から日本人通りと呼ばれる、インマーマン(Immermannstr.) 界隈では、びっくりするほど日本人が被害に遭っています。
総領事館や警察、保険会社の人に聞くと、本当に驚いてしまうレベルです。
不幸中の幸いにも、そのほとんどが窃盗・置き引きなので、人体に危険が少なく新聞にも載りません。でも中には身体に被害を受けた人もいるそうです。
日本人は犯罪に疎いので、窃盗団から目を付けられています。もしもその場で犯罪が発覚した時に、最もおとなしいのもその国民性からやはり日本人です(但し、あくまでも一般論です)。 彼らにしてみると、日本人はとても良いカモなのです。
さて今回気になった内容は下記の情報です。
ドイツ国内の犯罪認知件数は、2009年まで減少傾向にあったものの、2010年から増加に転じ、2014年は‘09年以来で初めて600万件を超えた。
NRW州でも2010年以降、犯罪は増加傾向にあり、2014年中の認知件数は前年比約1万6.000件増の150万1125件となった。
NRW州よりも人口は少し多いものの、東京都と比べた場合9倍以上の件数です。強盗に至っては東京の約30倍発生している。
少なくともここ5年間のトレンドでは、犯罪が増加傾向にあることは間違いない。
というものです。よって、必ずしも全てが避難民と関係しているわけではありませんが、ここ数件の事件の犯人は今話題の避難民でした。
先日ある方から、「最近ドイツに住み始めたけど、難民問題やテロ問題が心配だ。日本に住むのとどっちが安全なのか?」と聞かれました。
私の答えは、「犯罪と言う意味では日本は世界で一番安全な国です。でも日本には天災があります。その比較は、飛行機に乗るのならルフトハンザとアエロフロートのどっちが安全だろうか? というレベルの質問ではないでしょうか?」とお答えしました。
つまり、飛行機の事故の多さと車の事故の多さを比べるのならまだしも、トヨタとVW の事故の多さを比べるようなもの… という理屈です。
でも一般的には車の事故も少ないので、皆さん普通に車に乗っています。でも事故を避けるために車に乗らない人も世の中にはたまにいます。
じゃあ電車はどうなるの? という質問はここではやめておきます。
このテーマに関連する他の参考ブログは下記をご覧ください。
日本人は海外であまりにも無防備過ぎます。
でもこれ以上この関連の事件が起こらないことを願って、これからは再び健康、ビジネス関係のことを書く予定です。
川崎英一郎
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