(歯)医者の使命は病気を予防することにある

日本にいる、歯科医の名医の存在を知りました。その歯医者さんに通院する子どもの8割以上が、20歳になるまで永久歯の虫歯がゼロ。80代、90代になっても20本以上が自分の歯。そこでは20人の歯科衛生士全てが診療のための個室を持ち、一日200人以上の患者さんが通い、十万人都市の住民の1割以上が定期的にその歯医者さんに通う...
山形県酒田市の日吉歯科診療所のお話です。日吉歯科診療所の創立者で現在理事長である熊谷医師の理念は、「生涯を通じて自分の歯で食べられる歯科医療を提供する」 と、「酒田市民の口腔内の健康状態を世界一にする」 という、歯医者の鏡とも言える素晴らしいものです。
過去のブログで書きましたが、私が今まで通っていた歯科医が定年退職したので別の歯科医に通うようになりました。前者の歯科医では、虫歯が出たら行って治してもらうというスタイルでしたが、新しく行き始めた歯科医のところでは予防が基本です。
半年に1度は、そろそろ歯のチェックをしに来てくださいという葉書が届きます。最初は、商売上手なのかと勘違いしていましたが、どうやらそうではなさそうで、日吉歯科診療所と通じるものがあるようです。歯の磨き方もアドバイスされますし、特に感心したのは細い歯間ブラシで歯の間につまったゴミを取り除くことです。
面倒くさいので最初は毎晩行っていませんでしたが、その内に、毎日のようにゴミが詰まる歯間があることに気がつき、もしそれを歯間ブラシで取り除かない場合は、一晩中そのゴミがそこに残っていて虫歯の原因になると思うとぞっとして、毎日行うようになりました。
するとどうでしょう、それ以来虫歯ができなくなりました。考えてみれば、動くためにできている身体を動かさなければ身体がおかしくなってしまうのと同じように、歯も毎日メンテナンスしてあげないとおかしくなってしまうわけです。
なぜ動物に虫歯ができないのかと言うと、食べるものが全て自然のものだからのようです。ところが、人間やペットは不自然なものを食べているので虫歯になるようです。そこで毎日のメンテナンスが欠かせないというわけです。
熊谷医師が酒田市で歯科診療所を始めたばかりの頃の1990年には、都道府県別の3歳児の虫歯罹患率で山形県が78,5%で全国ワーストナンバーワンになったそうです。最も低かったのは大阪府で44,4%。スウェーデンは8%。そこで熊谷医師は県の保険課と話し合い、いくつかの小学校の校医を務め、検診や授業で予防啓発を行い、市民フォーラムや企業にも出向いたそうです。
その結果、1年生の時に乳歯が虫歯だらけだった子が、6年生では永久歯に虫歯が一本もなくなったそうです。2004年のデータでは、全国の12歳児の平均虫歯本数が1.59に対して、酒田市では0,91になったそうです。
もうすぐ出版予定の、「病気・医者知らず、薬要らずの進化が示す健康法」 に詳しく出てきますが、1900年頃にノーベル医学賞候補になった北里柴三郎さんの、「医者の使命は病気を予防することにある」 というのは、正にその通りであるわけです。
月刊誌「致知」11月号より

ドイツ自然療法士国家試験受験準備校に通う、健康オタクなおっさん

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 健康, 医療, 時事

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