ドイツ人社員に借金を申し込まれたらどうしたらいい?

それがたまたまドイツの日系企業で雇用していたドイツ人スタッフと経験したことなのでドイツ人社員と書いていますが、これはもうドイツ人に限らず、インターナショナルな問題になると思います。

借金を申し込む人とはどういう人でしょうか? 当然のことながらお金が足りなくなってしまう人です。ではどうしてお金が足りなくなってしまうのでしょうか。それは収支の計画と実行がうまくできないためです。

普通の人は、毎月入ってくる収入が、出て行く支出を上回るようにうまくコントロールしています。そしてもし何か突発的な出費があった時のためにある程度の蓄えをしています。でもお金を借りる人にはそれができません。

そういう人は収支を上手くコントロールできないので、マイナスがどんなに続いてもおかしくないわけです。つまりいくら貸しても、そのお金がマイナスの中に、水を吸収する砂のように入っていってしまいます。要するに戻ってくる可能性が低いわけです。

そうではない人が本当にたまたま偶然に困ってしまうというケースもありますが稀です。そういう時は全く問題ありませんが、そうではない人は貸しても戻ってこない確立が高いと思った方が無難です。つまりお金を貸す時は、基本的には戻って来ないと考えた方が良いわけです。

既にそこまで答えが出ていれば、いざ借金を申し込まれた時に貸すか貸さないかはもう各個人の判断にお任せです。私の経験では、そのスタッフが入社して来てすぐに分かったことは、前の職場でも借金を抱え、他にも外で色々と借金を抱えていて、会社から支給するお給料から自動的に毎月決まった金額が債権者に行くようになっていました。

ちょっと話が脱線しますが、今丁度騒がれているEUによるギリシャの経済救済、同じ問題が以前からずっと続いています。そういうことを考えると、どうしたら良いかの答えは簡単なような気がします…

話を戻してそんな中での彼からの借金の申し込みでした。彼曰く、「本当に特別に困っていて、今この時だけ助けてさえもらえれば何とかなる」 ということでした。私も心配だったので、父親に相談したり、文献に頼ったりすると、お金を貸す時は戻ってこなくてもよい金額をあげるつもりでしなさいということになっていました。

当時私は会社の責任者。同じ会社のスタッフの窮状を見捨てておくわけにはいきません。借金付けの人間だとはいえ、前述のようなせりふを聞いてしまうとついつい助けたくなってしまうのが人情。2、3千ユーロくらいだったと思いますが、ポケットマネーから貸しました。さてその後何が起こったでしょうか?

結局彼はゲーム熱中症であることが分かったのですが、お金を賭けることのできる賭博のようなゲームにのめり込み、いくらでもお金を使ってしまうことが分かりました。一種の病気です。私からの借金の数日後、彼はいきなり会社から姿を消してしまいました。しかも会社に置いてあった現金までなくなっていました。何かのためのオフィース用現金なので金額的にはたいしたことはありませんでしたが。

お金を借りる人というのは、基本的にお金をマネージできない人が多いのです。借りても返すことが難しい人です。人にお金を貸す時はそういう事実を踏まえて貸してあげてください。そういうことなら貸さないというのも方法です。

このお話しにはまだ続きがあります。彼が忽然と消えてしまってから1,2年たったある日、ひょっこりと会社に現れました。そして残っている借金を月々返済したいと言います。自営業で独立して成功しているそうです。とても嬉しく思ってその申し出を快く受けました。でもそれが続いたのはわずか2,3回だけで再び行方が分からなくなりました。

でもそのまた数年後です。その彼がまた目の前に現れたのです。借金をお金で返すことができないので、身体で払いたいと言い出すではありませんか。嬉しくは思うもののどうしたらよいやらと思っていると、無償で労力を提供できないかと言います。

その頃丁度会社のオフィースの屋上にある古い大きなクーラーの装置の取り壊し工事が必要でした。彼は倉庫で商品移動や荷作業を担当していた力持ち。ついにその仕事をきれいにやりとげて、借金の金額に見合う労力を提供したことになりました。

さてもしあなたなら、部下や同僚から借金を申し込まれたらどうしますか?

 

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カテゴリー: お金のヒント全般, ドイツの暮らし, ビジネス
ドイツ人社員に借金を申し込まれたらどうしたらいい?」への1件のコメント
  1. senryusato より:

    面白いドイツ人だなあ。また参上するなんて、そして無償で働くことを申し出るなんて。
    ギリシャは、国民の1/4が公務員だそう。それは悪いことではないのかも知れないけれど
    問題はその給料。民間の三倍も貰っている人がざらだそう。日本もそう酷くはないけれど
    やはり看過できないギリシア問題。

    私は借金を申し込まれても貸せません。金ないんだもん。
    「ない袖は振れず」幸いビンボー人だと周知されていて借金なんか申しこまれたこともない
    ので貸し倒れもない。

    ゲーム熱中症(主に子どもですが)や主婦のパチンコ依存症は「精神科」です。
    入院して後見人をたて、退院ということになるのですが、やはりまた再入院となる人も
    大勢います。 

    困ったことです。

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