街の掃除に参加して、心と身体のフィットネス!

035653 「日本を美しくする会」ってご存じでしょうか? ボランティアの掃除団体NPOで、日本中の街や学校のトイレをきれいにしまくっている不思議な団体です。

始めたのは、カーパーツで有名なイエローハットの創業者、鍵山秀三郎という人です。自分の会社の掃除から始めたそうですが、最初は掃除をしている(社長 の)鍵山さんを平気でまたいでゆく社員がいたそうです。

それでも数年続けていると、後に続いて掃除をする社員が少しずつ増えたそうです。鍵山さんの掃除の極めつけは便器の素手洗い。そこまで行くとやっぱり異常 と思われるのが常識なのでしょうか?

1900年頃に日本人が英語で書いて十数ヶ国語に訳され世界中でベストセラーとなった本があります。Bild5 旧5千円札に肖像画が出ていた新渡戸稲造さんが書いた「武士道」ですが、その本の始まりに面白いことが書いてあります。 新渡戸さんがあるベルギー人の教授と一緒に散歩をしながら話をしている時ですが、その教授は日本にはこれといった宗教がないことを知ります。

さすが取り込みの国、日本。日本には仏教や神道、イスラム教、ヒンズー教、キリスト教まで、ありとあらゆる宗教がありますが、西洋のキリスト教に匹敵する ような強力な宗教はありません。 そこでその教授は驚いて聞いたのです。「日本人は宗教無くして一体どうやって道徳を身に付けるのだ?」 と… そこで ”はた” と困った新渡戸が答えます。

「武士道です」 と… そうなんです。西洋では信者の数が減りつつも、宗教で道徳を教えます。 日本では古くは武士道、現在では衰えつつもその流れが各家庭でのしつけ、そして学校では道徳があります。 では道徳とは一体何でしょうか? 道徳とは、人生において何々をしなさい。何々は止めなさいという教えです。前者は善。後者は悪。

つまり、人間が生きて行くのに必要不可欠な教えです。宗教あるいは学校で教わる道徳、または家でのしつけなしで、人はどうやって善悪を見分けるのでしょう か? それがないと、善悪の見分けもつかないかも知れません。殺人を犯してはいけないことは、誰でも分かるかもしれません。でも、道にゴミやタバコの吸殻を捨てるべきではないということを知らない人は多いようです。

118886 先日、一年に一度の、デュッセルドルフ市の掃除の日がありました。Pro Düsseldorf というNPO団体が主催して、市がバックアップする掃除ボランティアの日です。 その活動に参加してみて気が付いたのは、タバコの吸い殻の投げ捨てが最も多いゴミであることでした。

タバコのポイ捨ては、ドイツでは(日本も?) 常識になってしまっているかのようです。 ドイツでは税金が高い代わりに掃除も行き届いていて、街はかなり綺麗に見えます。でも目を凝らしてよ〜く見てみると、道はタバコの吸殻だらけです。 その時は4人でひとつの通りと公園のゴミ拾いをして、大きなゴミ袋の1/3位のゴミが集まったのですが、そのほとんどはタバコの吸殻でした。

中には小さなバッテリーや注射器、避妊具までありましたが、一番多いのはタバコの吸殻で、2番目がチューイングガムです。

091771面白かったのは、ゴミ拾いを始める時に、街があまりに綺麗なので、「えっ、どこにゴミが落ちてるの?」と思ったのですが、いざ実際に数多くのタバコの吸殻を拾った後にインマーマン通りを歩くと、タバコの吸殻だらけが目につき、何て汚いことかとびっくりしたことです。

つまり、普段インマーマンを歩いていると、それほど気が付かないタバコの吸殻が、自分たちがきれいにしたばかりの道を見慣れた後に見てみると、タバコの吸 殻だらけに見えるのです。 慣れとは恐ろしいものです。 ということはその反対に、普段から綺麗にしていれば、それが当たり前になって汚れに気がつきやすくなると言えるわけです。

日本の、「日本を美しくする会」 からドイツで飛び火した、「ドイツを美しくする会」。ドイツを美しくするなどと言うとちょっとおこがましいですが、ゴミを拾って綺麗にするのでその表現は 間違ってはいないと思います。

実はネットdeデュッセル、始まったばかりの頃に、営利を目的としていなかったことから、2チャンネル等で「宗教の団体が始めたのか?」と書かれたそうです。 ボランティアはすぐに変な目で見られてしまいそうです。 でもそんな日本も見捨てたものではありません。311の時にはたいへん多くのボランティアが名乗りを上げました。その多くは自分自身の食べ物や泊まる場所のことまで考えずに現地に急行してしまい、逆に困ったことになってしまったようですが、その心意気は立派です。

さてドイツを美しくする会の次のお掃除活動は4月19日(日)10:00、ライン川沿いの河原です。宗教は一切関係なく、「街を綺麗にし、心と身体に フィットネスを!」 という、純然たるボランティアです。 ゴミの拾い方ひとつにも、実は身体(特に腰)に良い方法と悪い方法があります。

当日は、パーソナルトレーナーでもあり、日本のカイロプラクターの資格を 持ったフィットネスと腰(痛)のエキスパート、Rückenglück院長の遠藤タクミさんがその方法をご披露してくれます。 毎月第3日曜日に行っていますので、どなたでも参加大歓迎です!念のために手を保護する軍手のような手袋をご持参下さい。 ゴミ袋は市から支給されています。 集合場所と時間等、くわしくはこちら。 雨天(カッパ着用で) 決行です。 書く時の励みになる応援クリック、にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ 宜しくお願いいたします!

日本人

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 趣味習いごと, 教育
街の掃除に参加して、心と身体のフィットネス!」への3件のコメント
  1. ganbarenihon より:

    さすが日本(人)!
    「ポイ捨て条例」なるものが出れば、すぐに直ってしまうのですね...

    このブログ、エクストレミストの性格が出てしまい、ついついまるで自分が聖人君子かのような文章になってしまって反省です。

    何を隠そう、小学生の頃、掃除をサボって鬼ごっこをしていて天罰が下り、転んだ時に転び具合が悪くて右足膝の内側に7針縫う怪我をしました。

    学級委員長から常に睨まれているような子どもでした。今はその反動・反省なのでしょうか...
    いついかなる時も、他(の人)を糾弾するのはNGかもしれません。
    それによって闘争が始まってしまうので...

  2. senryusato より:

    今日は東京大学の入学式。
    ボランティアを積極t的にせよ、復興支援にくわわりなさい、と学長が言ってました。
    札幌も「ポイ捨て条例」が出てから、煙草をポイ捨てする人は居なくなりました。
    しかし・・・・時々集団でながら吸い、ポイ捨てをやっている人たちが、いる!!

    近くに寄れば、中国語が聞こえてくる。きちんと路上喫煙は駄目だと看板が立っているのに。
    彼らのモラルに訴えることはむりなのかもしれない。

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