今の日本で最も必要とされていること…

古今東西、世界中で一番のベストセラー(⬅︎ ベストの重複)はどんな本だかご存知でしょうか?

聖書だそうです。うなずけるものがあります。

では、日本人の書いた本で世界的なベストセラーはどんな本でしょうか?

村上春樹とかがその候補に上がってくるのでしょうか…

間違いなくその候補のひとつに上がりそうな本で、100年以上も前に日本人が英語で書いた本があります。

書いた人は、旧5千円札に肖像画が出ていた新渡戸稲造さんという人です。

古今の学に通じ、世界文学教養の高いその著書は多言語に訳され、たちまち世界のベストセラーになりました。

そして100年以上たった今も版を重ねています。Bild13

この本を読んだ世界のリーダーたちの中に、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領(皮肉にも第二次大戦時の大統領はその甥です)がいました。

ルーズベルト大統領は当時この本を読んでたいへん感動し、自分のブレーンや友人たちに配ったそうです。自分の子供たち一人ひとりにも与え、読んで見習うように諭し聞かせたといいます。

セオドア・ルーズベルト大統領は、日露戦争の講和条約締結の際に『あの「武士道」の国のためなら一肌脱ごう』といって、日本とロシアとの戦争終結に向けての調停役を買ってくれたそうです。

勝てたとはいえ、長い鎖国の後の開国して間もない日本が、あの大国を相手にしてきわどい戦いをしたのですから、それは大きな救いだったと想像できます。

セオドア・ルーズベルト大統領だけではなく、ジョン・F・ケネディーや、ボーイスカウト創立者のロバート・ベーデン・パウエルなどもその読者です。

海外の外国人ビジネスマンで、日本に興味を持つ人も読んでいることが多いので、日本人ビジネスマンでも海外で活躍している人には必読の書と言えます。

日本のことを調べた外国人から、そのことをそれまで知らなかった日本人が教わるということはよくありますが、せめてこの武士道くらいは読んでおきたいと思います。

もうすぐデュッセルドルフの中央図書館(中央駅の裏) にもドイツ語版が用意される予定ですが、ドイツ語や英語の本はどうも苦手という人には、日本語版も出ているのお薦めです。

その武士道の最初のくだりに、著者の新渡戸稲造さんがベルギーである教授と散歩をしている時に出たお話しがあります。

日本では、西洋のキリスト教のような、これといった宗教がないことを知って、「宗教なくしてどうやって道徳を身につけるのか?」 と…

さてところでデュッセルドルフにはASOBO (http://asobo.de)という、日本人の子供にとって素晴らしい組織があります。

勉強から遊びまで、そのプログラムは豊富で、子どもたちに対してとても興味深い内容が多くて人気を得ています。

プログラムの内容は、普段学校では教わらないことばかりで、子どもたちをテレビゲームなどの健康的とは言えない遊びから遠ざけることも狙っています。

組織の代表、山片重信さんは以前塾の講師として働いていましたが、現在の日本の詰め込み教育に疑問・違和感を持って退職し、ASOBOをスタートさせました。

そこで時々引率として参加させていただいているのですが、強く感じることがあります。

当たり前のことではありますが、各家庭のお子さん一人ひとりの振る舞いが全く違い、「これは家の躾の違いだな〜」と、つくずく思わされます。

例えば食事の後、全部食べてお皿が綺麗になっている子もいれば、当たり前のようにお皿に食べ残しが残っている子もいます。

供給側に勝手にたくさん盛られて、その量を食べきれなかったのなら仕方はありませんが…

それは子どもに限らず、引率のスタッフの中にも。

もうだいぶ前のお話しになりますが、子どもたちが食べ終わったお皿を、食べ終わった後に子供たちと一緒に片ずけようとすると…

「ここの人が片ずけてくれるから大丈夫ですよ…」

確かにそのレストランは、片ずけるスタッフもいるようです。そしてその時の雰囲気は、食事が終わって午後の滑りに行こうというような時。

しかもセルフサービスのレストランのように、食器をトレイに乗せて片ずけるワゴンがあり、バイキング形式です。だから片付けない方が自然かもしれません。

でも昼食時なのでレストランの中はごった返しています。食べ終わった食器等をそのままにしておけば、次の人が片ずけるか、あるいは片ずけてくれるスタッフが来てくれるまで待つ必要があります。

そのような場合、事情や雰囲気は別として、子どもと一緒に食器を片ずけて、子どもに少しでもそれを理解してもらいたいと思います。

まだ子どもなので、理解が難しくても、そういうものだと覚えてもらいたく思うのです。

門前の小僧、習わぬ経を読むです。

素読といい、昔は藩校や寺子屋で子どもたちが、分からないままに難しい書物を読まされたそうです。分からなくても身に染み込んでいくようです。

日本を訪問した多くの外国人をポジティブに驚かしたのも、その頃、そしてその後の日本人たちです。

こんにちでも、海外が賞賛した311の時の日本人の態度のように、そのような資質は日本人にまだ残っています。

そういうものは簡単には無くならないからです。ですが、これといった宗教もなく、道徳教育も疎かにされて、親殺しや子殺しなどの信じられない事件が起きる日本になりました。

そろそろ方向修正が必要ではないでしょうか。一人ひとりの気付き、悟り、行動です。

良いことを始めるのに遅過ぎるというこはありません。
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日本人

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 日本、日本人について
今の日本で最も必要とされていること…」への1件のコメント
  1. senryusato より:

    レストランで子どもに片付けさせるのは反対です。高い皿が割られてはこまります。
    ただホームステイなどで日本人の子どもは手伝わないと言うのはやはり家庭の躾の問題だと思います。ホームステイ先の家族お手伝いとしてみてるんでしょうね。
    男も女も、必ず手伝うようにと、留学教育では教えられるそうです。

    給食を残す子は豊かに育ちすぎているんでしょうね。
    私は残したことがありません。
    北海道の給食はドイツの食べ物に似ていてシチューやポテトサラダなどがありとてもおいしいです。
    今は、給食でゴーヤチャンプルーも出るんです。
    先生をやっている友人は「ふとる」と言うくらいおいしいです。

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