幸運へのエスカレーターは存在しない。階段を登るしかない… Leipzig の本のメッセにて。

2冊の本を出し、小さな出版社としてスタートを切ったばかりの友人にくっついて、春の本のメッセにLeipzigまで車で行ってきました。

5つのホールを使い、その内の1つはコミックやコスプレ関係なので、規模としては秋の本のメッセ、フランクフルトにはかないませんが、メッセが終わった後のラジオでも、1万4千人の訪問者数増を報道するほどの盛況ぶりでした。

その展示会会場で格言集の本やカレンダーを出している出版社のブースがありましたが、どういうわけか下記の格言が目にとまりました。

Es gibt keinen Fahrstuhl zum Glück. Man muss die Treppe nehmen. Card 2

日本語にすると、「幸運へのエスカレーターは存在しない。階段を登るしかない」といったような感じになります。

日本の格言で言えば、「急がば回れ」とか、「苦労は買ってでもしろ」などが似た格言でしょうか。

世の中楽なことをしていて良いことなどひとつもありません。しかも多くの楽は、他人の苦労の上に成り立っています。

苦労するから報われるのであって、楽をしていたら人間が腐ります。楽ばかりして苦労無く人生を満喫できた人などこの世に存在するでしょうか?

「幸運へのエスカレーターは存在しない。階段を登るしかない」や、「苦労は買ってでもしろ」は正にその通りではないでしょうか。

何かの仕事につくにはそれなりに資格や技量、知識が不可欠です。それなしではいい仕事にはつけず、誰にでもできる仕事しか残りません。

勿論そういう仕事も人生も良いでしょう。大事なのはその人それぞれの価値観ですから、人一倍苦労したり勉強するのは嫌だ、その代わりに楽をして普通の仕事で良いというのも人生です。

でも、誰でもできる仕事は、それなりに供給が多いのでお給料も安くなります。そうなると、貧富の差が大きくなりつつある今日では貧の方になってしまいます。

あのお釈迦様も、「努力なしに生きられる世界はない」と厳しく戒めていたそうです。

障害などがあって、既に努力や苦労を重ねている人や、間違った方向に向かっている人に努力や苦労は正しいかけ言葉にはなりませんが、普通一般の人になら誰にでも当てはまります。

文明の利器や間違った考え方によって、世の中がどんどん楽な方向に向かい、人もどんどん易きに流れつつあると同時に、「自分さえ良ければ…」という個人の利益のみ優先されるような世の中になってきています。

日本のダスキン社のように、「楽な道と苦労する道の選択肢があったら後者を選べ」とか、一銭も自分の利益にはならない学校のトイレの奉仕掃除などをすると、宗教や狂った団体と間違う人が多くいるほど今の日本は世の末になってきています。

「頑張らなくて良い」とか、「楽をして儲ける」などといったたわごと、悪魔のささやきにころっと騙されて、次から次へと多くの人たちがおかしくなってきているようです。

失敗も含めて、経験や苦労を重ねるからはじめて成長できること、そしてそれが世の中の様々なことを分かる理解能力、色々なことを決める判断能力につながることを理解していません。

但し単に苦労といっても色々な意味があります。そして人それぞれでそれを苦労と思う人もいればそうでない人もいます。

苦労などと大げさに構えるのではなく、経験だと思えば良いのではないでしょうか?経験は積めば積むほど自分のためになります。

「情けは人のためならず」ならぬ、「経験は人のためならず… 正に自分のためです」人生の様々なシーンや岐路において、より良い方向を判断するためのバックボーンになります。

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日本人

カテゴリー: イベント, ドイツの暮らし, ビジネス, 時事
幸運へのエスカレーターは存在しない。階段を登るしかない… Leipzig の本のメッセにて。」への2件のコメント
  1. ganbarenihon より:

    率先してもしなくても(率先されても)良いのですが、それにしても奉仕の掃除や頑張る、努力することを理解できずに宗教などの信じられない団体と結びつけてしまう人が多くなった日本はちょっとまずい状況ですね…

    安岡まさひろさんや鍵山秀三郎さん、その他多くの見識者たちの憂いを理解できます。

    宗教とはいっても、一部のおかしなものを除くと、たとえば仏教など奥が深くて人間が生きてゆくのに必要な指針・バックボーンを備えているのですが…

    それこそ武士道に出てくるベルギーの教授のように、「宗教無しでどうやって道徳心を得るのか?」 になってしまいます…

    ”本屋に行けば…” そういう理解・心無いひとたちが今の日本をおかしくしているのでしょうか?

  2. senryusato より:

    狂った団体と思われてもいいじゃないですか。自分が率先してやっていれば。私は偉いとおもいますよ。掃除の団体。
    そうですねー、今の日本。頑張ることは悪みたい。
    本屋にいけば「ありのままの自分を愛せ」「頑張らなくてもいいんです」みたいな本ばかりです。

    でも頑張っている人は間違いなくいます。

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