社長の仕事はたったの2つだけ。いい会社とそうでない会社。

会社では、社長が社員を食わせているのか、社員が社長を食わせているのか、どっちなんだろう? と、ふと思った。

両方言えると思うけれども、会社によっては前者より後者の割合が高いところも少なくないのではないかという気がする。

... ある友人から出されたフェースブックでこのコメントを見て、心の琴線に触れたと言うか、零細ながらも同じ立場の者として常日頃から一番気になっていることなので、ついつい偉そうにコメントをしてしまいました。

前者が本当の姿で、後者はそうではないと...

でも実際には、友人のコメントでは正しいことが述べられています。だからこそ長く続く会社もあり、倒産する会社もあります。

会社が長く続くか倒産するかの理由は勿論それだけではありません。会社を良くしようと熱く燃えている社長でも会社が倒産することもあります。

駐在事務所長を5年、(雇われ) 日系ドイツ現地法人社長を3年、自分の(零細) 企業の社長を12年経験した人間がたどりついた、「社長の役目は?」 という質問に対する答えは2つあります。

ひとつは会社の売り上げを上げること。つまり社員を食わせることです。

なぜ社長が社員を食わせるのかには勿論理由があります。会社を創立するのは普通は社長自身です。何かの目的があって会社を始めます。

会社を始める以上、続けなくては意味がありません。続ける以上には売り上げが必要です。必要な売り上げを上げるには社長が頑張るしかありません。

社員は普通その後入社してきます。つまり社長に協力はできても、売り上げを上げる義務はありません。それを社長が勘違いして、社員に売り上げを上げさせようとするからおかしなことになるのではないでしょうか。

創業時点で既に社員が存在する場合は別です。でもそういう場合は社員が役員になっているなど、利益が出た時の見返りがあります。つまりその人の立場は社員(側) ではなくて、社長側となります。

会社を始める場合、偉い人は何か志を持って始めることもありますし、私のように食べるのに困って始める人も多々いると思います。

会社を始める時は、その時点ではまだ若い社長もいるので、その動機が微妙でも構わないと思います。

但しいったん走り出して社員が現れ、増えれば、社員を食べさせるのは社長の義務となるのです。社員は売り上げ(アップ) のことなどつゆ知らず入社してきます。

「会社の売り上げを上げるぞ!」 と言って入社してくる社員は普通いないでしょう。そんな社員がいたら、自分で会社を興せてしまうからです。

社員にとっては、仕事をしてその対価である給料がもらえればいいのです。

あの松下幸之助さんが、会長か相談役か何かにほとんど引退した後、松下の売り上げが大幅に落ちて大危機を迎えました。

松下さんが何をしたでしょうか? 営業部長を退けて、自分が営業の責任者に返り咲いてしまいました。そしてV字回復を成し遂げました。

秀才街道まっしぐらでいかに優秀な(雇われ) 営業部長でも、創業者の足元にも及ばないのです。ユニクロもしかりです。

韓国のSAMSUNG が以前とんでもなく元気がよかったのは、まだ創業者がトップにいるからです。SONYもHONDAも創業者がいなくなってかなりたちます。

サラリーマン社長は普通創業者にはかないません。でも勿論例外もあります。

創業社長ではなく、バトンタッチを受けた社長の場合でも同じです。バトンタッチを受けた時点で引き継ぐ会社の状態をその後悪くしてしまえば、雇用が危ぶまれます。

それは社長としては絶対に避けなければいけないことのひとつです。よって社長が社員を食わせることは当たり前のことなのです。

サラリーマン社長でもその責任は同じです。だからトップになるというのは、とんでもない責任が付いて回ることです。

もしなるのなら、心してかからないといけません。トップとNo.2 との差は、No.2 とビリとの差よりはるかに大きいといわれるゆえんです。

だから、たった2つしかない社長の仕事の内のひとつは、売り上げを上げることになると思うのです。

そこでいかに社員を巻き込んで、どうやって売り上げアップに協力してもらえるようにするかが社長の腕の見せ所ではないでしょうか。

社長の仕事の残りのもうひとつは次回に書く予定です。
germanydebusiness

EK
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社長の仕事はたったの2つだけ。いい会社とそうでない会社。」への5件のコメント
  1. […] そのひとつ目に続くふたつ目は、常に社員の幸せを考えて実行に移すことです。 […]

  2. ちょっとカッコつけてしまいました... 

    なぜなら私は稲盛さん、孫さん、?さん(ワタミの社長) とは違って、志があって始めたのではなく、食うために始めたからです。会社を始めるつもりはありませんでした。

    しかもつい最近、3人も解雇してしまいました(うち一人はその後リターン)。それでも嬉しかったのは、一人は自営独立し、もう一人はうちのような零細ではなくて、大手有名メーカーによりよい給料で移れたことです。

    さらにもっと嬉しいことは、「でもそっちに戻りたい...」 と後者の彼に言われたことです。涙が出てしまいました...

  3. 佐藤庸子 より:

    社長をやった人ならではの言葉ですね。
    創業者は大いなる意思を持ってはじめるけれど(会社の業績がよくなってから)入社してくる社員は
    その苦労も、努力もしったこちゃない、というところでしょうか。
    今の日本の大学生は、創業者になりたいなんてゼロに近いそうです。
    国家公務員か地方公務員がベストらしい。悪いとは言わないけれど、寂しいなあ。

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