怒りの葡萄

日本の政治家みたいに「日本の国民の為に」という様な台詞の入っている演説は現在ドイツでは皆無の事であると言える。

ヒトラー政権以降、「国民」という概念には凄い胡散臭い響きがあって、現在ではこの概念を口にするのはみんなネオナチと右翼しかないと、左派の連中が主張している。

ドイツの政治界には最近幾つかの面白い動きが目立っている。長年連立政権に参加しており、一度大統領すら生んだFDP(自由民主党)は前回の総選挙で国会 からぶっ飛ばされた。

途中で海賊の党が出来たが、あまりにも現実から離れすぎてて、最近静かになっている。だが、なくなったに等しいFDPの代わりに 「AfD」(ドイツの為の連盟)という党が新しく誕生した。中には教授、先生、元政治家、経団連の元会長とか、あと一般人も入っている。

党首が好きかどう かは別問題で、州によって部分的に右翼も盛り込んじゃったらしい。党の目的はまだ完全には明らかになっていないが、一つは決まっている。彼らはユーロを廃止し、ドイツマルクを復活させようと思っている。それに、その他にも「ヨーロッパ」よりも「ドイツ」を優先する政策を追求している。

それと、無限に難民を 受け入れることに関しても彼らは批判的。こんな思考は・・・・・犯罪なのか?それは・・・・いけないのか?とにかく、上記のその違法ではない政策や部分的 に右翼の盛り込んじゃった背景で、現在国会に入っている政党にAfDが物凄く白い目で見られて、避けられている。

幾つかの州選挙、あとヨーロッパ議会選挙ではAfDが既に10%前後の議席も得た。昔からある政党はそれを見て唖然としている。アンケート調査の結果では これからの選挙でAfDに票を入れることを考えられる人達も増えてきているらしい。そして、ネオナチではない極一般人も投票しているみたい。

ポリティカル・コレクトネス(PC)ばかり気にしている既成政党はドイツを掲げるよりも、外国、ヨーロッパ、平和、環境問題政策等などを目指しているから、ドイツ本国にいる自分の国民は政治に何を期待しているかを全然掴んでいない。

外人や難民が多くなりすぎても、イスラムテロ事件が目だっても、誰もが「外人が多すぎる、イスラム教は危ない」と言えない。言ったらすぐに「ネオナチ」と 言われる。ただ、敬遠されたくないから大きな声で言わなくても、国民の半分ぐらいは絶対そう(多すぎると)思っていると思われる。

そしてこういう人達はド イツの「緑の党」や「左の党」の動きも観察する。両党はドイツの絶滅を目指している。この文章を書きながら怒りが高まって、奴らに票を入れる人はみんなア ホだと言うしかない!

例外無しみんながアホの非国民!党員も投票する人も。自分が中より左に位置付けられているから頭がいいと思い込んでいるばかりで、で も実は単なる病的なアホ非国民だ!

ドイツには今年だけで20万人以上の難民が流出してくる。ドイツは既に、アメリカの次に、世界で二番目に人気が高い移民国だとこないだ明解になった。難民 の人数は益々増える。各州、市町村は難民の受け入れで凄い苦労している。

住居がないから所々学校の体育館まで彼らの為に塞がられ、子供達が体育のクラスに 当分行けないことになっている。こんなことあり?

それでもって、「左の党」や「緑の党」の奴らが難民ホーム又は議会の前にしょっちゅうデモを行って、「レ フュジーズ・ウェルカム」(難民大歓迎)と書いた旗を掲げ、それを出来るだけテレビのカメラにはっきりと見せる。

なぜなら、はっきりと見せればそれは世界 のニュースで放送されるので、「さあー、ドイツ行こうぜ」と思う人達への奨励効果をもたらすだろうから・・・。

ただ、難民がそれなり多くなっても、言うま でも無く、左や緑の奴らは難民を自分の家には入れたくない。みんな国、州か市町村とかの行政が賄えばいい事である。つまり、自分がどれだけいい人間である かを見せかけるばかりで、手間ごとになったら、他人が処理すればいい・・・。典型的左派!典型的・・・

最近ケルンにはサッカーのフーリガン達やネオナチに近いグループ、大体5000人ぐらいが部分的に暴力も振ってデモをした。「ドイツのイスラム化反対」を 叫んでいた。

勿論、僕ならああいうフーリガンとかとは友達にはなれないが、あのデモが行進しているのを見た国民の何パーセントが絶対、少なくともそこで掲 げられていたスローガンとかに好意的だっただろう。「やっと、誰かが反発してくれたんだ・・・」と思って・・・。だけど、デモの参加者はそう愛想よくな かったからあのグループはそう簡単に増えないだろう。

但し、つい最近また新しい団体が出来た。名前は「ペギーダ」。それは「西洋のイスラム化を反対している愛国主義ヨーロッパ人達」の略である。ここ数週間よ くドレスデン市でデモを行進していて、右翼は少しだけいて、フーリガンがいないからこそかなり注目を浴びている。

しかし、現政権を含めて各政党はペギーダ を一所懸命中傷する。そこで一番よく聞こえるのが「人種差別者」だ。なるほど・・・。自分の国が訳の分からない、中世に留まっている、女性の人権や民主主 義も尊重しない、世界各国で数多くのテロ事件をしょっちゅう犯している奴らの影響下になって欲しくないとドイツで発言したら、人種差別者なのね、なるほ ど・・・。

メルケル首相さえが言った。「こういう人種差別者達はドイツに要らない」とのこと。へ~?多くなってくるイスラム化への反対団体の運動を無視す れば、自分もいつか政権からぶっ飛ばされるよ、注意しないと・・・。

この人達は人種差別者に見える?僕には普通の一般人に見えない・・・

今日のことでもあって、またオーストラリアのシドニーにイスラム系の人はテロ事件を犯した。シリアの「イスラム国家」を応援の為に喫茶店で人質までとって、事件が今解決した結果、自分以外に二人の人質が死んじゃった。

  • ナイジェリアの「ボコハラム」というイスラムテロ団は若い女性何百人を拉致して、奴隷として市場で売り、それをユーチューブのビデオで誇張すらしている。
  • フィリピンのある島には「アブサヤフ」というイスラムテロ団が活動しており、西洋の観光客を好んで誘拐する。つい最近、三年も人質にとったスイス人の開放のニュースが流れた。
  • アフガニスタンのタリバンは絶滅せずにまだまだ現役で、現政権を覆すのに挑んでいる。奴らの政権中には女性は教育も駄目だったし、病院へ行ったりすらはしてはいけなかった。
  • シリアやイラクには現在「IS」(イスラム国家)という巨大テロ団がシリアもイラクもの大部分を既に占領している。
  • タイの南にすらイスラムのテロ団がいて、(イスラム教の)無信仰者の存在を強烈に制裁している。
  • 2001年のニューヨークの同時多発テロ事件を犯したアルカイダは恐らくパキスタンにはまだ拠点を置いている。

この箇条書きを永遠に続けそう。
現在の一般人がそれそれらの事件や傾向をじっくり眺めたら、「ああ、まあ、それはみんな強硬派の奴らだけだから、大体のイスラムの人は平和的だよね~~」 と思うだろうか。そう思えるんだろうか??

結局人間も動物も例に倣い、考えて分析して進歩する。幼いロルちゃんは小さい時に、同じギャングに属していた子 達と一緒に近くのごみ処理場に行って、燃えたごみの跡を眺めていた。中には興味深い鉄の輪っかがあって、ロルちゃんはそれを拾うとした。

しかし、その辺の ごみがつい数分前までまだ燃えていて、鉄の輪っかもまだとっても熱くて、幼いバカのロルちゃんはキャーという悲鳴を出して手を焼けどしちゃった。結果は何 だろう。幼いロルちゃんはその後もう二度と元火のあった所から物を拾ったりしなくなった・・・。当然だろう?

同じ理由で西洋の人達の中にはイスラム教やイスラムの信仰者に対して抱くようになる不信感が深まってくる。

確かに、キリスト教の名前で(だが、ローマの法王とその政策のせいで)何百年も宗教戦争があった。恐らく何億人がキリスト教の働きがけで苦しんで死んじゃった。認めよう。
ただ、それは大昔だ。とっくに終わった。当時もそれらの動きを防ぐ為、又は逆襲の為に多くの人々が当たり前のように反抗した。だって、誰だって殺されたくいないから。

でも同じ理由で、今生きている我々も反抗する他ない。
ただ単に社会の「静寂」を保つ為に現在の政治家が一般市民の声を無視したら大変なことになる。通常だと、デモに参加するのにかなりの度胸が必要。参加する 人は過半数ではなく、少数民族だ。

過半数は自分の家でゆっくりしている、参加するのは面倒くさいから。だが、そのペギーダへの参加の人達には益々今まで 黙っていた一般人も出るようになりつつある。そこで中傷すればするほど、現政権の「賞味期限」は減る一方になりかねない。メルケル首相も、自分の国民を忘 れるなよ!

ドイツのロルちゃん
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カテゴリー: ドイツの暮らし, 時事
怒りの葡萄」への1件のコメント
  1. 佐藤庸子 より:

    へえーっ
    ドイツってアメリカに次ぐ移民大国なんだ。
    でも移民によって
    体育館も使えないってそれはゆゆしいことですね。
    移民大国とはいえない日本もそのうち、中国の富裕層に乗っ取られるかも。
    少し、筆者の文、左とか右とか多いような気がしますが、やはり私が日本人だから感じてしまうことなのかもしれません。
    ジャーナリズムは少し左よりじゃないと売れません。日本では。

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