加齢という言葉、聞こえはいいのですが、要は老化。昔は加齢という言葉はあまり使われていませんでした。シルバー何々のように、お年寄りをいたわるということでしょうか、加齢という言葉がその後随分と普及して、老化という言葉の代わりに使われているような気がします。
辞書で加齢という単語を調べてみると、「生物が成長などの後に必ず受ける、時間の経過に伴う衰退の過程」とあります。つまりその意味はやはり老化のようです。なぜこのようなことを書くのかというと、昔若かった頃に、年配の人の誕生日に、「おめでとうございます!」というと、「あまり、おめでたくないんだけど...」と言われました。
自分がそういう年齢に達し、その意味がヒシヒシと実感できるようになりました。そしてもう数年もたつと、人生の折り返し地点に届くというようになると、やはり身体のあちこちの劣化、いえ、老化が始まって支障が出てきます。物は劣化し、身体は老化します。腰痛、膝痛、肩痛、腕痛...etc. 老化は特に関節に一番来るようです。
血が通っていないからでしょうか、磨耗した関節はもう良くなりません。そこで今までの医学の常識では、膝の半月板(や軟骨等) には血液が通っていないことから、治ることがないということになっていました。
生き物の身体では、血液がいろいろと大事なものを運んでくれて傷が修復されます。その血液が通っていないところは、治りようがないというわけです。
ところが、ここ数年の医学の研究で、水分、酸素、酸素を運ぶヘモグロビン、血小板、そしてさまざまな種類の免疫や雑菌などと、いろいろなものが含まれている血液を遠心分離機にかけて、特殊なたんぱく質を取り出し冷凍して保存します。
それを毎週5回に分けて膝の間接に注射で注入すると、その部分が修復されるようなのです。それで治った例が多く、ドイツでは静かなブーム(?) になっているようです。修復されるというのは多分間違った表現で、それ以上悪くならないということでしょうが、今まで運動できなかった人が、再び運動できるようになったりするそうです。

医学の発展は、今までの常識が非常識になり、非常識が常識になるようなプラシーボ(暗示のようなもの)の連続であると言われています。
その治療方法を、数年前にTVの番組で知って、将来いつかやってもらおうと思っていたのですが、以前ご紹介した、メアブッシュの整形外科医の名医、Dr.Backhaus のところでその治療を行っていることを知りました。
そこで早速望みをかけてその治療を受けました。写真は注射を受けているところですが、気分的には痛いものの、それほどの痛みではありません。
これが効いてくれて、ジョギングをしても膝が重くならないようになってくれることを祈るばかりです。
EK
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うーん、間接というのは関節のことですか?
痛そう。女性は女性ホルモンが減少すると関節に痛みを感じる
場合が多いようです。
ご指摘の通り、五時です。
正しくは、関節です。
失礼いたしました。