私にとって手はいまや欠かせない仕事道具となりましたが、手は日常生活でも非常に繊細な動きから力仕事まで幅広くこなしてくれている大切なパートナーでもあります。
世の中には手からいろんなパワーが出るという人もいるようですが、もっと身近な、例えば、具合が悪い時に無意識にそこに手を当てていたり、風邪をひいたりしてつらいとき、家族が心配してなぜてくれるとなんだか楽になったりしたり、そういう、特別ではない世界でも手のもつ力ってじつはすごいのではないかなあ、と常々思っています。
体調が良くないとき以外でも、不安なときや、すごく緊張している時に一緒にいるひとに背中に手を当ててもらっらり、手を握られたりするとなぜか少し落ち着くとか、落ち込んでいる気分が少しましになるとか、そんなご経験はありませんか?それは、特別な力ではなくて、みんなが互いに支えあって癒しあえるという可能性をもっているのではないかな、と私は思っています。私は手を良く使うので、たとえとして挙げましたが、それに限らず、肩を寄せ合ったり、背中を合わせたりとか、ハグをするとか、いろんな方法がありますね。
まだ私が会社勤めをしていて、マッサージをする方ではなくしてもらうう方だったころ、待ち時間にマッサージチェアが利用できるようになっているサロンが結構ありました。
日本のマッサージチェアってホントすごいですよね・・・もちろんすごく高価なのですが、たくさんの機能・コースから選べたり、疲れ具合に応じてコースを組んでくれたり。
でも、やっぱり人の手でマッサージしてもらう方がはるかに気持ち良いのではないかな、と思っています。
マッサージを生業にしている今、手から気功とか特別なパワーを放出することはできませんが(もしそんなことが可能になりましたら改めて皆様にご報告します (笑))、いつも、この方の凝りや疲れが少しでも取れますように・・・と念を込めながらマッサージしています。足で踏むときも同じことを心掛けています。ちょっとでも伝わって楽になっていただけるといいな、と願っています。
タイトルは「人の持つちから」が一番内容に沿っていたかもしれません(笑)
指圧マッサージスタジオ アクアプラス
武山 優紀子