ロルちゃんのブログで、フルータリアンという究極のベジタリアンのことが紹介されました。
ベジタリアンの中でも、ヴィーガニアンというのは、食べ物以外に洋服や靴も動物製品は駄目ということで、かなりヘビーに思えますが、さらにその上を行くのがフルータリアンのようです。
フルータリアンは、それを収穫することによって死んでしまう植物、つまりほとんどの野菜が駄目となり、食べることができるものは再生する木の実やフルーツのみ。
冬には食べるものが少なくなってしまうので、その前に食べられるものを大量に冷凍しておくそうです。さすがにそこまでいくとすごいの一言。何とそれは殺生がゼロであることを意味します。
人間は長い歴史の中で、他の動物たちのように常に飢えと背中合わせだったようなので、身体が遺伝子のレベルで飢えに対して鍛えられているそうです。
それに比べていつでもどこでも食べ物が豊富にある現在の先進国の飽食の状態というのは、わずかこの数十年のできごとで、長い人間の歴史の中で初めて体験することです。
だから飽食に対しては抵抗力がなく、生活習慣病というものが登場してきていともたやすくやられてしまうという学者が何人かいますが、とても説得力があるお話です。
人間が穀物を食べるようになってまだわずか数千年ほどで野菜もしかり。人工的に大量に作るから自然界の秩序が生まれる余裕がなく、野菜を食う虫が大量発生してしい、その虫を食う天敵が発生する暇がありません。そこで化学肥料を使ってますます自然から遠のいてしまいます。
フルータリアンの食事である木の実や果物などは、人間の長い歴史の中で最も長い間食べ続けてきたものなので、進化の結果で出来上がった人間の身体にはいまだに一番合っているのかもしれません。
断食で多くの病気が治ってしまうということが、もう50年以上も前から明らかになってきていますが、その理由はその辺に隠れているような気がします。
食べ過ぎや運動不足は多くの病気の元になっていますが、断食をすることによって不要な身体の一部が落ちるだけではなくて、毒素や害菌まで落としてしまうのではないでしょうか。
食べ過ぎや運動不足を正せば健康になると分かってはいても、なかなか実行できない人が多いのは、それらの人たちの不健康度がまだまだ低いからではないでしょうか。
とはいうものの、まだ若くてピンピンしている人たちが、頭か心臓の血液の詰りである朝急にお亡くなりになってしまうというケースがいくつも出ています。
断食をして驚くべき結果が出た人たちは、難病に苦しめられた人たちであるとか、健康意識が非常に高い人たちです。難病患者ともなれば、本気で自分の身体のことを考えざるをえないので、何とかしたいと実行できてしまいます。
最近ベストセラーとなった、南雲医師の「空腹が人を健康にする」(Amazonで中古本1円から)もお勧めですが、ご自身が難病に苦しみ、断食で蘇って西式健康法をさらに発展させた甲田光雄医師の体験談(1/6) を是非一度聞いてみてください。ユーチューブですが、音声のみで1/6~6/6までに分かれています。
4/6では特にすごいことをおっしゃっています。小食こそが殺生が少なく、他の生き物を大事にすることにつながるので、自然(神)の応援を受けて健康になるというものです。
フルータリアンの食事はその究極に位置するもの。そこには生き物の世界の真理が垣間見えるような気がします。
EK
身土不二の面から言うと、ミカンその他のトロピカルなフルーツは日本人にはどうかな~?ということにはなってしまうのですが…
フルータリアンですか。。たしかスティーブジョブズが東洋思想に傾倒していて、フルーツ中心の生活していたと聞いています。
断食療法というのもありますが、難病治療にも効果があるらしいです。
自然にたいして貪欲な存在になってしまった人間が、よりつつましく生きようというあり方の見直しでしょうか。
勉強になります。。私は酵素使ったファスティングのブログかいてます。よろしくければどうぞhttp://p.tl/g_B0!