殺生ゼロ!究極のベジタリアン、フルータリアン

明けましておめでとうございます!

元旦一発目はベジタリアンのお話。その概念も思想も、日本で随分前から知られていると思うものの、ドイツで最近話題になっている「フルータリアン」はどうだろうか。フルータリアンもベジタリアンの一種であるが、その内容を聞いたら恐らく誰だって微笑むことになるので、読者の皆さんにそれを紹介しようと思っている。

フルータリアンの意味をそのまんまパッと教えたらつまらないから、先ず第一に、ベジタリアンの世界には、どんなランクがあるかを簡単にリストアップしよう。

Ø  オボ・ベジタリアン(肉、魚、乳製品は禁じられているが、卵(ラテン語で「オボ」)は許されている)

Ø  ラクト・ベジタリアン(肉、魚、卵は禁じられているが、乳製品(ラテン語で「ラクト」)は許さていれる)

Ø  オボ・ラクト・ベジタリアン(肉、魚だけは禁じられているが、卵も乳製品も許されている)

Ø  オボ・ラクト・ペスケ・ベジタリアン(肉だけは禁じられているが、魚(ラテン語で「ペスケ」)も卵も乳製品は許されている)

Ø  半ベジタリアン(色の濃い肉(牛肉)以外はみんな許されている)

Ø  生野菜屋(野菜や果物各種は、生の形のみで許されている)

Ø  ヴィーガニアン(ヴィーガニアンは動物製品の使用を一切拒否する。食事からのみならず、洋服、靴、その他、人間が動物製品を利用しているのを全部含む)

フルータリアン主義はみんなの中で一番極端である。肉、魚、乳製品、卵も勿論の事で、みんな駄目。ここまでは本来のベジタリアンの有様だと思われるが、フルータリアンは野菜や果物やナッツ類の「前線」を、あと一歩踏み込もうとする。それは何かというと、収穫する時に「死ぬ」(根を絶やす)野菜又は果物は食べないということである。

つまり、キャベツ、レタス、芋とその他、収穫時に根っこと一緒に土から掘り出される植物を拒否する主義になっている。きゅうり、トマト、ズッキーニ、それに、りんご、バナナ、ベリー類、ナッツ、豆等などという様な物は大丈夫。冬の時に餓死しないように、売られている内にいっぱい余分に作って、冷凍して食べるそうだ。なーるほどねえ、そこまでしないと気が済まない人がいるんだね~と思うしかない。

自分にも、ある程度の変わった癖があるだろうか、と考えれば「あるよ」と認めよう。もう結構昔から、僕は(魚を除いて)骨付きの肉は絶対食べない。スペアーリブ、チキンウィング、ドイツでもよく見かける「Schweinshaxe」(豚の、骨付きもも肉)を食べるのは考えられない。

自己欺瞞だと言われるかもしれないが、骨が付いていたら、自分が食べている物はかつて生き物の一部だったという事実が何よりも明確に分かるから、食べるに食べられない、どうしても。だが、ステーキは大丈夫だし、ひき肉も問題ない。凄い矛盾に思われる可能性があると思うけれども、僕の主義はこうなっている、勝手ながら。

実は、ベジタリアンの歴史はみんなが思うよりも長い!読んだのはもう10年以上前なので、詳細は覚えていないけれども、ローマ時代に生きていた「オウィディウス」の「変身物語」は皆さんよくご存知かもしれない。中にはオウィディウスが250個位の物語を集めていて、ギリシャ神話又はその関連の話を多く収録した。

ところが、「三平方の定理、a2 + b2 = c2」で世界的に一番有名な数式を考え出した、古代ギリシャの「ピタゴラス」という哲学者の、10ページ位で出来ている、事実上の「肉食拒否」の挿話も入っている。ピタゴラスは当時(今から2500年前)「肉食と豆食を禁ずる禁欲的な教団の教祖として知られていた」(引用)。

我々みんなが学校で彼の有名な数式ばかり知るようになっているから、僕もあの変身物語を読むまでにずっと、ピタゴラスは数学者のみの人生を送っていたと思っていたが、哲学の世界でもあれと同じ様な、重要な役割も果たしていたことが、当時では初耳だった。

僕はあの話を読んだ時に、真剣に「肉、あまり食べない方がいいよなぁ」と思うようになった。骨付きの肉が嫌いというのは前からあったが、あの話を読むことによって、少なくともその他にも色々と考えさせられるようになった。従って、ドイツでよく食卓に乗せられる鹿、ウサギ、子羊、馬などは絶対食べないし、鶏肉も特に、ビオの物でないと食べない。

鶏肉の大量飼育では、病気を防ぐ為に物凄い量の抗生物質が使われる。人間はそれを食べれば食べるほど、幾つかの病気に対しての免疫力が減り、抗生物質を飲んでも効かなくなる悪影響を生み出す危険がある。

その他にも、我々「先進国」の食用動物の大量飼育の実況をテレビで見る度に、言っちゃ悪いかもしれないけど、反吐が出そう。一平米当たりに20匹の鶏が自分の虚しい人生を送らなくてはならないのを考えたら、もう二度とそんな鶏肉を食べたくなくなる。これは、上記との色んな説明とはいくら矛盾に聞こえても、構わない。僕はとにかく、こう感じる。

ロルちゃん

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カテゴリー: 食事, 健康
殺生ゼロ!究極のベジタリアン、フルータリアン」への5件のコメント
  1. […] 購買の理由は、生産地域の汚染を食い止めて、家畜や自然環境に与える痛みやストレスを抑えること。それではフルータリアンと似たような理由? […]

  2. […] 購買の理由は、生産地域の汚染を食い止めて、家畜や自然環境に与える痛みやストレスを抑えること。それではフルータリアンと似たような理由? […]

  3. ちゃあこ より:

    仲間を探して「フルータリアン」で検索をしていたらこちらにたどり着きました。
    東京在住のフルータリアンです。食事は毎日朝一食です。内容はグレープフルーツ半分、リンゴ1/8、納豆1パック、豆腐360g、大豆水煮150gです。
    同じような食生活の人は周りに居ませんが、飲食を伴う会合で一人飲物だけでいても、最近は受け入れて頂いています。とても有り難く思っています。

  4. minami より:

    こんばんわ初めましてそして明けましておめでとうございます。
    日本のお正月の飽食の様に飽き飽きしているマイノリティーなJapanese veganの27歳女性です。
    元旦一発目にベジでない方がベジの事を書いて下さっているのでうれしくなってコメントしてみました。
    温帯に位置する日本ではフルータリアンやロー(生食)ベジタリアンの方は生きて行きにくいのでしょう、ほぼお見かけしませんが(ゼロではないです。一人は知ってますので)、マクロビオティックや日本正食協会さんの様に、けっこう昔からの日本式のベジタリアンの方は日本国内にも思いの外たくさんいますよね。
    わたしはオーストラリアに住んだ事がきっかけでベジタリアンになりましたが、あちらは熱帯で年中フルーツも新鮮な野菜も豊富で、また気候にも合うのかローのベジタリアンの方が多い印象でした。
    日本に帰国して気付いた事は、日本人には隠れナチュラルベジタリアンの方が多いのではないのかということです。
    和食は元々ごはん(穀物)をおいしく食べるための文化で、野菜や海藻メインのみそ汁に、おかずは野菜や豆や豆腐などを中心にたまに魚や卵を使う程度。肉をメインにサイドで野菜や穀物(パスタ、パンの類)、クリームやお砂糖たっぷりのデザードが食後にもれなく付いてくる、という西洋の食文化とは根本的な違いがあります。
    また昔ながらの「おばあちゃんの料理」は野菜の煮物やキンビラ、漬け物やみそ汁など、ほとんどが野菜です。最近では精進料理など野菜だけの会席料理を、わざわざいいお値段を払って食べに行かれる方も多いようですが、みなさん、「伝統食」や「郷土食」という認識はあっても、「ベジタリアン食」という認識はあまり持たれていないようです。
    まとめてみますと、日本国内にいる限り、ベジタリアン食に近い物が日常食として容易に選択できてしまうため、欧米のように「I am a vegetarian!」と言って明言しないと何も食べられるものが無い、という状況が発生しないため、潜在的なベジタリアンは自身のことをそれとは気付かず、また周囲もあの人はお肉が苦手な人、くらいにしか捉えていないのではないでしょうか。
    長くなりましたが、つまり何を言いたかったのかと言いますと、自身をベジタリアンと自覚してくれる方が増えれば、世間の認識も高まり、日本中でこっそりと暮らしているベジタリアンの仲間たちも少しは生きやすくなるのではないかなーと打思った次第です。

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