便利な世の中になりました。アイフォーンのアプリの中には、自分の睡眠状態を簡単に知ることが出来るものがあります。アップストアの検索で、”Sleep” のキーワードで最低3つは出て来ます。Sleep Time、Sleep Meister、Sleep Cycle です。アイフォーンに内蔵されているセンサーを使って睡眠の深さを測ります。
元々の売りは、比較的に睡眠が浅い時を狙って起こしてくれるので気持ちよく目が覚めるというスグレモノ目覚ましということのようですが、自分の眠りの深さやそのタイミングなどを知れるので、自分の睡眠状態を知ることが出来ます。
最初の写真では、24時を過ぎた頃に眠りに落ちて、次の日の朝6時近くまでかなり効率よく寝れたことが分かります(谷の面積が多い方が効率のいい睡眠となるようです)。睡眠時間は6時間弱と短めですが、睡眠効率が88.4%と高くなっているのがそれを表しています。
この高い睡眠効率は、ウソかホントか1日に45分しか寝ないという武井壮さんには全くかなわないものの、かなりいい効率だと思います。Sleep Cycleだと睡眠効率が70%を切る日がかなり多くなります。3つのアプリの間で差が多く、Sleep Cycle は辛目なので、ついついネガティブシンキングになってしまい、他の2つは甘めなのでポジティブシンキングになれます。
元々の売りである、睡眠の浅い時に起こしてくれるという仕組みは、目標起床時間を設定すると、その30分前から睡眠の深さの検知が始まって、比較的に眠りが浅い時に目覚ましが鳴って起こしてくれるというものです。
つまり運が悪いと30分近くも早く起こされてしまいますが、眠りが浅い時を狙ってのことなので楽なのです。目覚ましの音色も色々と選べる上に、最初は小さい音から始めるのでやさしく起こしてくれます。
真ん中の写真の日には、7時間半も寝ていたにもかかわらず、夜中の3時以降はほとんど起きていたようです。それでも睡眠効率は何と97.2%と、ほぼ理想の睡眠となっています。3時以降のこの睡眠の浅さなら、いっそのこと起きてしまって何か活動をした方が良さそうですが…
最後の写真はSleep Timeというアプリで、これだと深い睡眠、浅い睡眠、ほぼ覚醒状態がそれぞれ色分けされていて分かりやすくなっています。その日によっていつ頃が深い睡眠を取れているのか違いがありますが、寝しなに深い睡眠となる日が多いようです。
実は昔から思っていたことですが、睡眠不足に悩まされている人って、本当は十分に寝ているのに、それ以上に寝ようとするから寝れずに睡眠不足だと思っているだけの、単なる勘違いでは
ないのでしょうか?こんなことを言ったら、この写真を提供してくれた寝不足に悩む人や、普段睡眠不足(だと思い込ん)で悩んでいる人たちに怒られてしまいそうですが…
動物の睡眠では、ライオンなどの強い肉食の動物、弱肉強食の動物界の頂点に近い方にいる(?)動物は睡眠が長く、そういう肉食獣にいつ食べられてしまうかと、いつもヒヤヒヤ・ドキドキしながら生きている牛や馬などの草食動物は睡眠時間が短くなっています。
人間も、子供の頃は闇夜が怖いのは進化の過程で遺伝子に埋め込まれた恐怖があるからなのかもしれませんが、大人になると闇も怖くなくなります。それでも矛盾していることに子供の方が睡眠時間がはるかに長いのは、成長ホルモンがそれを必要としているからだそうです。
年を取った身体はそれほど睡眠を必要としなくなるのでしょう。無理に睡眠にこだわらなくても、寝床に入って横になっているだけでもかなり休めているのですが…
EK
[…] アプリに関しては、sleepというキーワードでいくつも出てきます。 […]