ぎっくり腰

acad8いよいよドイツも冬本番ですね。寒くなり時より霙交じりの雨が降ったりもしています。

そうなってくると増える症状のひとつ、「ぎっくり腰」、当院でもここ最近はぎっくり腰で来院される方が増えてきました。私も学生時代は一年に何度もぎっくり腰で動けなくなっていた事を思い出します。

今日はぎっくり腰のメカニズムについてご説明したいと思います。

◆まず「慢性腰痛」と「ぎっくり腰」の違いについて

「慢性腰痛」とは名前のとおり慢性痛で、以前に起こったサブラクセイションや関節周囲の軟部組織の炎症の傷跡などが普段の生活の中で筋肉にかける負荷を増し、その筋肉の許容範囲超え限界を感じている状態です。急性ほどひどい痛みは感じません。

「ぎっくり腰(Hexenschuss)」とは急性腰痛症のことで、あるとき突然立てないほどの痛みを腰に感じます。あるとき突然と言いましたがほとんどの方は慢性腰痛やその前に腰に痛みや違和感を感じている事が多いです。ぎっくり腰は腰椎の後方変移によって失われた関節の可動性が失われてその周辺の神経を圧迫し炎症を起こすことで腰に痛みを感じます。痛みを主に感じるのは腰部ですが筋肉の炎症や張りが起こるのは臀部になります。よってぎっくり腰の主な立てなくなる原因は小殿筋、中殿筋、利状筋の炎症によるものなのです。

◆なぜ?

人の身体の腰椎のつくりは後方変位が起こりやすい構造になっています。特に前屈のような姿勢をとったとき、ズボンを履こうと腰を曲げたとき、洗面台に前かがみになったときなど、生活の普通の動作の中に腰椎を後方変位させてしまうちょっとした動作が多々あります。

もちろん健康な身体で骨格のバランスが整い筋肉もそれに伴い柔軟なうちはその動作を関節の可動域の範囲で行なう事が出来るので何も問題になりません。しかし、ここではすでにバランスの崩れた骨格の持ち主、関節可動域に制限がある方に起こる症状としぎっくり腰を説明しています。ぎっくり腰を経験される方でもスポーツをしている最中に起こる人は滅多にいません。それはスポーツをしているときは失われかけている関節可動域も血流の流れや筋肉の熱によって多少なりとも動こうとするからです。運動を適度に続けられていれば自然治癒力によってそもそもぎっくり腰になるような崩れた骨格バランスにはなりません。ほとんどのぎっくり腰経験者はふとした瞬間、気が抜けたときなどたいした事をしていないときに起こります。変位を起こしそうななっている関節を筋肉が支え続けていた緊張が緩んだ瞬間がそれです。ここで強調するべきはこの関節の可動域を失った椎骨が急激に変位する際、その周囲の筋や靭帯、軟部組織等が急性炎症を起こす事であの信じられない痛みが発生するのです。生まれてはじめてのぎっくり腰の人の場合おそらく2ミリ程度のサブラクセイション(変位)でしょう。これでも十分起立不能な症状を起こします。

◆可能性

それではどのような治療、療法があるかですが、一般的に病院へ行き対処してもらう事はレントゲンをとり骨折の疑いがない事を確認すると痛み止めの注射、炎症緩和の飲み薬等が処方されるでしょう。これは対処療法といい起こった原因を治すのではなく痛いと思うことを忘れられるように薬の作用を利用しているに過ぎません。時間とともに自然治癒力によって痛みは薬を使わなくても感じなくなり結果治ったと自分の中で理解する事となるでしょう。

原因を考えてみれば椎骨の変位により周囲の細胞の炎症を起こしている状態ですからその炎症さえ治まれば痛みは感じなくなっていくでしょう。しかし椎骨のずれにより失った関節の可動域はそう簡単に自ら戻る事は難しいです。よって痛みは消えたがいつも腰が不安定でいつまたぎっくり腰になるか不安な感じがある、脚がなんとなく力が入らない、足先が冷える、しびれる、これは椎骨の変移により神経圧迫が残っているからが故です。この椎骨の変位(サブラクセイション)を見つけ出し適正位置へアジャストしてあげる事で本来の自然治癒力が最大限に発揮されるようになります。その調整方法がカイロプラクティックによるアジャストメントとなり原因に対して有効的な療法です。

◆根本療法

我々に出来る事はメジャー・サブラクセイションになっている椎骨すなわち可動性を失った変位を見つけ出し適正位置にアジャストをする、また、そのメジャー・サブラクセイションを的確に判断しアジャストをするこれがカイロプラクティックの哲学でありカイロプラクティック的科学なのです。正しい知識を勉強したカイロプラクターはこの事を良く理解しています。それはアメリカであろうとヨーロッパであろうと日本であろうと変わりません。なぜならカイロプラクティックはそれぞれの考えや経験で独立する主義ではなく、多くの臨床を記録し進化してきた医学的根拠のあるひとつの哲学だからである。カイロプラクティックを学ぶものはまずはじめに理解する人間の神秘、それこそが自然治癒力の可能性なのです。

それにより急激に痛みが消え楽になる、それは魔法でもなんでもない、自然で有りうる人間の自然治癒力を利用した現代に必要な療法なのです。

ぎっくり腰でご苦労されている方一度ご相談ください。

※1)サブラクセーション

椎骨の不適正な近接部位・・・人間の神経系の働きと先天的知能身体内の自己治癒力を妨げる事のある骨のゆがみ椎骨のズレの事を指します。簡単に言えば、ある関節をみた場合、「動きが悪く」「構造的な歪みをつくり」「神経生理学な痛みや熱、コリなどが伴う」ことが分かれば、この関節にサブラクセーションが起きていると判断します。

後方変移bandscheibenvorfall

Rückenglück ACA Düsseldorf

遠藤 卓実

0211/29366250

投稿者: Rückenglück ACA Düsseldorf

私たちACAは、来院された方々のさまざまな不調を改善するために、手技療法だけではなく、栄養面や生活習慣の見直し、また、ストレッチや体操の指導など、あらゆる角度から総合的に健康状態を整えたいと考えています。 これまでに積み重ねてきた臨床哲学を元に、生涯を通じてより健やかに過ごしていただける「あなただけのヘルスケアプラン」をご提案いたします。

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