ドイツ人と日本人の違い

日本には、”言わぬが花” という言葉があります。これも日本独特の謙遜は美徳と関係あるのでしょうか。ドイツの場合は ”言ったが勝ち” のようです。 ドイツでは子供の頃から学校でそう教育されます。

そう、自己主張です。 謙遜が美徳の日本人と、子供の頃から自己主張を叩き込まれるドイツ人が言い争そったらやはりドイツ人に分がありそうです。実際にドイツで暮らす日本人もそういう点で泣き寝入りがあるようです。日本人は主張下手... でも言ったが勝ちは本当でしょうか。

口論(勝負?)に勝って損をしていないでしょうか。友人、知人、お客さんとでも、その場の口論でついつい自分の出張を通して口論に勝ち、後で気まずくなってしまうことは無いでしょうか?

口論で譲れば、譲ったということで自分の敗北感は薄れ、相手は勝ったことで気が晴れます。つまり口論には勝たないのがいいのではないかと思うのです。

東日本大震災が起きた後、メルケルさんの原子力発電との決別の決断は早くて立派に見えました。さすが躊躇しない国民性。現在の人間の技術力でコントロールできないものを取り扱うのはやはり自然に反するように思えます。日本ではいまだに結論が出ていない様子なのに、ドイツはさっさと決めてしまいました。

政治のことなので将来変化することはあっても気持ちのいい決断です。自己主張の訓練の賜物かもしれません。いいと思われることはまずは実行。その後間違っていたと思ったら方向修正。

決めずに右往左往するのは政治だけではなくて経営やあらゆる組織でも禁物です。 組織イコール人間の集まり。 十分な代替エネルギーが今は十分に無くても、まず決めてしまえばあとは人間何とかしてしまうもの。

やらないで後悔するよりやって後悔する方がいい...? というか、やってみなければ分かりません。ドイツのようにいつまでに撤廃するという目標をたててそれを実行していくことが必要に思えます。原発が動いていない現在、日本は火力発電に頼っていますが、その原料に毎日約100億円を海外に支払っているそうです。いくら金持ちの国日本でもそれでは長く持ちません。

震災の時に福島で日本のロボットが放射能の高いところでは役に立たないことが分かるどころか(現在はアシモが改良されて放射能の高いところでも動くように試験的に使われているそうです)、政府にその専門班もいないことが分かりました。

あれだけ地震や津波、台風などの天災に昔から背中合わせしていてしかも原子力に頼っている国なのにです。 ドイツでは専門チームが、もし原子力発電所で事故が起きて高放射能が漏れたら...という想定の元でその専門チームが日頃しっかりと訓練を積んでいるそうです。 ドイツのそういうところはすごいと思います。

でも身の回りのサービスにドイツは疎いようです。日本で売れるものがヨーロッパらでも売れるとは限りません。車のオートマの比率は大変低くていまだに一般大衆車はマニュアルですし、ルームミラーもオートバックスで売っているようなワイドなタイプをつけているドライバーもタクシーを除くと皆無です。オートバックスのような存在さえずっとありませんでした。

最近ここ何年か前から ATU というのを見かけますが、その商品点数は日本と比べ物になりません。便利さに疎いのでしょうか。それとも日本人が便利さに敏感すぎるのでしょうか... 以前ドイツ人スタッフに、”ワイドルームミラーって便利だと思わない? 使うならこれあげるけど?” って聞いたら、”いらない” と言われてしまいました。 ”振り向けば済むことじゃない” ...が、いらない理由でした...汗。

昔ドイツでは普通の商店やデパート、スーパーは平日18:30で閉店していました。そして土曜日は13:00まで。お勤めの人は一体いつ買い物をするのか不思議で不便な営業時間でした。それが少しずつ変わってきて今のような営業時間になりましたが、日曜日は相変わらずどこも閉まっています。

買う側の立場に立っていません。日曜日でもオープンしているガソリンスタンドでのショッピングはOKで、それを便利がっているドイツ人も結構いるので日本式のコンビニも営業時間の点をクリアーできればドイツでも流行るのかもしれません。

最近ドイツのガソリンスタンドで変なサービスが始まりました。 ガソリンスタンドに車を乗り入れ、ガソリンを入れ始めようとすると、”私がやりましょうか?” と、ガススタの人が声をかけてくるのです。日本のように乗りっぱなしの状態からなら話は分かるもの、今自分でガソリンを入れようとしている正にその時にそう言われても困ってしまいます(笑)。

そしてそれはお支払の時に1ユーロのサービス代の請求となります。サービスとは付加価値。付加価値のあるところに金額の発生の存在意義あり。でもこれでは意味がありません..

でも素晴らしいサービスもあります。Bofrost、Eismann などという冷凍食品の宅配サービス会社ですが、気配りばっちり。配達に来た時に主婦が忙しそうにしていると、”後でまた来ましょうか?” とか、ただ単に玄関で冷凍食品を渡すのではなくて、ドイツではよく地下に冷凍庫を置いてあるのですが、そこまで行って中を整理しながらきちんと入れてくれるのです。

これこそが本当のサービス。洗濯機などの修理のサービスも最近はまず様子を調べてくれて、このまま直さないといくら(足代・ガソリン代、調べ代で二桁ユーロ)、直すといくら、直さずに新品を買うとディスカントをつけていくら...と、気が利くようになりました。でもそのどれも高いのが玉に瑕ですが(笑)。

もう20年以上も前のこと。ドイツ人の友達にGreyというデュッセルドルフの大手広告代理店に勤めていた人がいたのですが、あの任天堂のドイツでの広告の依頼を当時受けたそうです。クライアントである任天堂の人達がミーティングの後に帰った後、仲間同士で ”これはドイツでは売れないな~。” と言い合っていたそうです...結果的にお仕事は引き受けたようですが。

でもその予想はしっかりとはずれてドイツでも大流行しました。日本で流行ってこちらでも流行ったものは、カーナビ(但しこちらでは後付タイプ)、任天堂やセガの携帯型ゲーム機など、流行るのにてこずっているものは車のオートマなど、そして流行らないものは数知れず。ドイツでは一体何が受け入れられるのか...

EK

日本人のための、ドイツの生活応援サイト

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カテゴリー: ドイツ、ドイツ人について, ドイツと日本の違い

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