進化が教えてくれる健康の秘訣 1

イーストサイドストーリー
西アフリカに、北は紅海から南はモザンピークまで、エチオピア、ケニア、タンザニアを通って約7千kmも続くアフリカ大地溝帯というのがあります。7千kmといえば北は北海道から南は九州までの2倍以上の距離。山脈のように見えるその大地溝帯にはアフリカ最高峰である、高さ5.895mのキリマンジャロも含まれますが、この大地溝帯は、今から約700万年前~1.000万年前に地下のマントルが上昇して出来上がったそうで、落差100mを超える崖があちこちにあって東西を分けています。そのマントルの上昇の動きは現在も続いており、もしこのまま続くと数十万年後~数百万年後にはその部分でアフリカが分裂してしまうと予想されているそうです。

その大地溝帯の辺りはそれまで全てジャングルだったのが、大地溝帯ができて大地を東西を大きく二つに分けてしまい、インド洋からの湿った空気を運んでくる風が高原地帯に遮られてしまい、北部は砂漠、中央から東にかけてはサバンナになってしまいました。そしてその大地溝帯の西側では現在、数々の猿人や類人猿など、人間の祖先と考えられているの骨の化石が見つかっていることから、フランスの人類学者、イブ・コパンという人がある仮説を立てました。

その仮説は、イーストサイドストーリーという名称で専門分野の人たちの間ではよく知られているようです。その後、中央アフリカでもそれらの化石が見つかったために、イーストサイドストーリーは少し影をひそめてしまっているそうですが、進化というものがほぼ間違いのないことであると分かってきている現在、大変興味深い仮説であることには間違いありません。インターネットのWikipediaで“進化”を見てみますと、進化を肯定する証拠として次のことが書いてあります。

進化は、チャールズ・ダーウィンなど複数の博物学者が動物や植物の分類学的な洞察から導きだした仮説から始まった。現在の自然科学ではこの説を裏付ける証拠が、形態学、遺伝学、比較発生学、分子生物学などさまざまな分野から提出されており、進化はほぼ確実に起こってきた事実である、と一部の生物学者・科学者からは認められている。

そうは申しましても、今も進化論を信じていない人たちが多数存在することも大変興味深い事実であります。ウィキペディアには、“一部の生物学者・科学者からは認められている”とありますので、残りは認めていない、つまり進化論を認めていない科学者たちがいるのは大変興味深いことです。知り合いにも2人ほどいて、その内の1人は同じ会社に勤める年配のイタリア人ですが、定年を過ぎた後でも隠居などできないといって立派に仕事を続けています。その彼にとって人間は、神が生んだアダムとイブから始まったそうです。猿が人間に進化したことを分かりやすく説明する絵に、左端または右端から猿が少しずつ背が高くなっていって最後は人間になって歩いているというものがよくありますが、彼などはその絵を馬鹿にしきっています。浮気をするしないまでは知りませんが、彼は勿論キリスト教信者です。

もう1人は、父親が故郷のイランで市長を勤めていた良家の出で、現在ロンドンに住むとてもインテリな年配のイラン人ビジネスマンですが、人間は決して猿から進化したのではないと言って譲りません。人間は人間として生まれた(発生した)そうです。そこで意地悪く、“じゃあ、どうやって最初の人間は出現したの?”と聞くと、キリスト教信者でもない彼には、アダムとイブからとも答えません(笑)。でもそこでまるで追い討ちをかけるように、“人間のお尻には人間の身体の動きとは一切関係のなさそうな尻尾の痕跡と思われるような骨が残っているのはどうして?”というような野暮な質問はしません(笑)。進化論を信じるか信じないかは別としても、現在地球上で生きている生き物は、例外なくすべてその活動と身体の作りが深くかかわっているのは間違いのないことではないでしょうか。 EK8

投稿者: netdeduessel

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