その時どう動く

定期購読している「致知」という月刊誌は毎月テーマが決まっています。

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先月号のテーマが「その時どう動く」でした。

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相田みつおさんのご子息曰く、相田みつをさんが長年学んだことを一言で表すと、この言葉になるそうです。

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つまり相田みつおさんにとっては最も大事な言葉になるということです。

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そこで白隠禅師のお話しをご存知でしょうか?

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白隠禅師のお寺がある村で、ある娘さんが妊娠して出産したのですが、娘さんは事情により相手が誰かを普段白隠禅師を尊敬している父親に言えず、白隠禅師が父親であると嘘をついてしまいました。

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激怒した父親は娘を連れて白隠禅師に詰め寄り、「お前が責任を持って育てろ!」と赤ん坊を差し出すと、白隠禅師は「あぁ、そうですか」と言って赤ん坊を受け取り面倒をみたそうです。

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その後いたたまれなくなった娘が父親に事実を白状し、再び2人で白隠禅師のところに行って謝るのですが、その時も白隠禅師はごく平然と「あぁ、そうですか」と赤ん坊を渡したそうです。

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とても尊敬できるお坊さんだとは思っていましたが、それが有名な白隠禅師だとは知りませんでした。

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今回の致知の中にある相田みつおさんのご子息、相田一人さんと横田南嶺(円覚寺管長) さんの対談で、白隠禅師にとっての「その時どう動く」かは、その赤ちゃんの本当のお父さんが誰であれ、「お前が父親だろう!」と嫌疑をかけられようと、「そうですか」と赤ちゃんを受けとめてその場を穏便に収めることだったのだと思います。

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実はこのお話は、心の奥にいつまでも深く残り、いつか自分もそのくらい無私の境地に入れたら良いものだと思っていました。⬅︎ 到底無理だと言わないで下さい…笑。

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そしてもう1つどうしても忘れられないお話があります。

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酷寒の冬か何かにアメリカで起きた航空機の墜落事故のお話です。

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アメリカ大陸に程近い海か川に落ちたその飛行機では、墜落後に幸いにも一部の乗客は助かって水上に浮いていたそうです。

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救助のヘリが現場に近づき、水に浮いているひとりの男性を見つけ、すぐにハシゴを下ろしたそうです。

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その男性は水泳が得意なのか、近くに自分より泳ぎも体力も劣ると思われる乗客を見つけ、ハシゴにしがみつかまらせました。ハシゴには1人しか乗らないようです。

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ヘリコプターはその乗客を吊ったまま陸地に運び、再び同じ場所に戻りました。

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そこにはさっきの男性がまだ浮いていたので、再びハシゴを下ろしました。

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そうするとその男性は再び近くにいる別の乗客をハシゴにしがみつかせました。

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ヘリコプターは再びその乗客を陸に運び、再び同じ場所に戻りました。その男性は相変わらず浮いていました。

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救助隊は三たびそこを目指してハシゴを下ろします。するとその男性は三たび近くにいる別の乗客をハシゴに乗せます。

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ヘリコプターはその乗客を再び陸地に運び、その男性がいる場所に戻りました。

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その時でした。ついに力が尽きてしまったのか、その男性の姿はもう二度と見つからなかったそうです。

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このお話が実話なのか、それとも単なる作り話なのか分かりませんが、いずれにしてもこの男性のとった行動には感動せざるを得ません。

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つい先日、溺れて川に流される子どもを救った75歳の男性のニュースがありました。

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男性の娘さんもすぐ近くにいて、飛び込む(助ける)のを(無謀だと?)止めたそうです。

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アメリカの航空機の墜落のケースの場合、彼が譲って助けた3人は、彼にとっては赤の他人です。

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ひょっとしてもし知り合っていたら、あるいはとんでもない嫌な奴だったかもしれません(笑)。

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そんなことも考えずにごくごく自然に、一瞬の判断で自分を犠牲にしてまずは周りを救う。

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利己主義、自己主張がはびこる世界で、譲る、献身するという点で日本(人)は世界でトップクラス。⬅︎ それは昔のお話で、今はもう違うという人がいるかも知れません…笑。

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日本ファンでレスキューに凝っているので、私にとってはこれこそがまさに「その時どう動く」の鏡です。

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でも、このアメリカ人男性の爪の垢でも煎じて飲ませていただきたいというのは叶いそうにありません…

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川崎

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カテゴリー: その他

ピンコロ123  その2

123歳までピンピン生きて、その時が来たらコロっと大往生…笑。

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どうしてピンコロ123か?

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この頃の人間は、120歳位まで生きても不思議ではないと、確か武田邦彦教授が言っていたと思います。

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同じことを他でも読み聞きしているので、武田教授も誰か他の医学関係の教授からでも聞いたのかも知れません。

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実際に世界最長寿者はその位の年齢だったと思います。

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寿命はどんどん伸びているし、あと半世紀も経てばあり得るのでは?

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そこで最初はピンコロ120と言っていたのですが、WATASHIの山片さんから言われました。「それならいっそのことピンコロ123にしては?」

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でも123歳でピンピンしてる老人などいたらちょっと怖い(笑)?

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さてそれでは、どうやってアルツハイマーと戦い、介護を不要とするか…

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ひ孫の世話をしたり、世の中のためになりそうなボランティアをしたり…

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その老人にさらに世界一を狙う目標(野望/笑)などがあれば素敵だと思いませんか?

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なぜそんなことを思いついたかと言うと、以前水泳を習っていた時に先生から聞いた話が印象に残ったからです。

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それは水泳のドイツマスターズのある大会だったそうです。

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かなりの高齢のクラスで、1人のおじいさんが両脇を孫(?)に支えられてスタート台に立ったそうです。

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歩くのがもうままならないようです。でも水の中なら重力は僅か1/6。

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そうか、足が悪くても月の上なら歩ける。いや、宇宙服が重くてダメか…

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歩けなくても泳げる老人なら、水にさえ入れば、まるで水を得た魚(笑)?

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飛び込みには見えず、プールに落ちるかのようにスタートしたそうです。

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飛び込みは、強い足腰でジャンプをしないと確かにサマになりません。

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そしてその泳ぐ姿も決してかっこ良いものではなく、まさに亀の歩みだったそうです。
んっ? 亀は泳げば速いか(笑)?

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そして完泳。タイムはめちゃ遅いものの、ゴールにはかわりありません。
そして何と優勝!

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そうなんです。そのクラスでは参加者がそのおじいさんひとりきりだったそうです。

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つまり、人一倍(ピンピン)長生きさえすれば(一倍なら人と一緒?笑)、そして泳ぎさえ習っておけば、世界一も夢ではない(笑)?

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こんなことを書いておいて、もし70歳くらいでくたばってしまったらダサイ…

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川崎

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ピアノの音の良さのヒミツ…

先日、カワイピアノの調律作業を見せてもらえる機会がありました。

その時に「なるほど〜」と3つほど感心してしまいました。

最初の「なるほど〜」は、ピアノの外側の(最も多いのは黒い)カバー数ヶ所の着脱が、ごくごく簡単なのです。

それこそ「あっ」と言う間、ものの1、2分でピアノの前部が裸になって調律に取り掛かれるように出来ているのです。

そして2つ目の「なるほど〜」は、1つの鍵盤を押すと、3つもの弦が叩かれて鳴るのです。

例えば和音で4つも鍵盤を一緒に押せば、12本もの弦が(低音の方を除く)同時に響く訳です。

それでピアノからはあんなに奥行のある音が出るんだ…

さて3つ目の感心ごとは何でしょうか?

ピアノを弾く人たちが意外とそのことを知らないことです。

川崎英一郎

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カテゴリー: ドイツの暮らし, 音楽, 趣味習いごと, 文化

ドイツ進出、先ずは駐在員事務所設立から

日本の企業がヨーロッパに進出する時、普通はまず駐在員事務所を置きますが、なぜでしょうか?

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最初からGmbHなどの現地法人を設立してしまうと、お金がかかりそうで心配だからという理由から始まり、進出するかどうかを決める前に先ずは市場を知るという理由などがあります。

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それがドイツの場合、日本語に直訳すると有限会社となるGmbHが最も多い法人の形態ですが、GmbHは立派な法人形態なので赤字を出すわけにはいきません。

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ということは、最初からその法人のランニングコストをカバーする売り上げが必要です。厳密に言えば売り上げと言うよりは黒字になるための利益です。

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当然ながら納税義務もあります。ところが駐在員事務所の場合、納税義務がないどころか、経費にかかる19%ものドイツの消費税さえ後で戻ってきます。

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つまり、駐在員事務所の場合は法人よりも経費が約19%も安くなるということです!
GmbHも厳密に言えば、経理業務を会計事務所に丸投げするなどして1人で行えないことはありませんし合法ですが結構大変です。

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それに比べて駐在員事務所なら、駐在員が1人いればGmbHのように色々と縛られる煩わしさもなく楽々活動が出来ます。

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これから進出してくる企業の場合、市場調査という大事な仕事がありますが、やはり自社社員が自分で行うのが一番です。

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市場調査を自社で行わないなんて、もったいなさ過ぎる...

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そして日本から既にヨーロッパへの販売が始まっていて、現地法人を設立するのはまだ時期尚早という場合、駐在員が現地にいるということで時差のないサポートを可能にします。

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狙った市場に任せられるスタッフを置いてお客さんに安心感を与えることが販売のスタート時に大切なことです。

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それが駐在員を置く意味、意義になります。
そして現地の売り上げ、利益で現地のオペレーションコストをカバーできるようになったら現地法人を設立するべきです。

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日本からの長い納期を、ドイツに在庫を置くことで著しく改善して、さらには現地で一番一般的な販売後30日以内払いを実現させて、お客さんの利点を増やすからこそ販売がさらに伸びるのです。

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「今まで前払いやL/Cだったのが後払いになって大丈夫?」と心配することはありません。ドイツの法人なら普通は大丈夫です。

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販売後30日払いとは言っても、ドイツでは多くの企業が2週間ほどで払ってくれて、遅いところでも30日。早いところでは僅か1週間以内、1週間以内で支払うと、2%の早払いディスカウントが付くのが普通です。

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勿論中には時々支払いの悪いところもありますが、そういう時は督促を3段階に分けて出し、その後は弁護士に任せると、たいがいは払ってくれます。

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弁護士からの督促にはほぼどの企業も素直に従います。でも例外がないわけではありません。相手が倒産してしまったような場合です(倒産のケース、しかもたちの悪い倒産のケースは次のブログでご紹介致します)。

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但しそれは国内で通用することで、国外となると話は別です。ドイツの弁護士の力が国外まで及ばないからです。

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よってドイツ国外の場合なら前払いをお勧め致します。

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川崎英一郎

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NRW州議会選、メルケル首相のCDUがまたも勝利

昨日は、デュッセルドルフが州都となっているノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州の州選挙でした。

今までNRW州の政権を取っていたSPD(社民党)と緑の党が惨敗。メルケル首相率いるCDU(キリスト教民主同盟)が得票率34.5%で第1党の座を獲得。CDUは3月と5月初めに行われた2つの州議会選でも勝利しましたが、国内最大の人口を擁するNRW州の選挙は9月の連邦議会選の前哨戦として最重要視されていて、4選を狙うメルケル首相にとっては追い風となります。

歴史的には、NRW州は39年間にわたってSPDの牙城でした。前々回の選挙でCDUが州政権をとりFDPと連立政権を組みましたが、CDUの「スポンサー疑惑」などにより2015年の州選挙で惨敗。SPDと緑の党が政権を取っていました。

NRW州は、CDUとFDPが連立を組んだ中道右派政権に交代します。

これは、NRW州の有権者が、SPDと緑の党のリベラル政権にノーと言った事になります。たくさんの人が、現在の政治、特に文教政策にうんざりしていたことが大きな原因とTVで報道していました。

なぜCDUに投票したか?という調査結果。 投票行動を決定づけたのは、文教政策に期待してというのが第1位。第2位の理由は「この混乱と激動の世の中で、やはり保守党に入れたかった」。つまり、Brexit、トランプ、ルペン、テロリスト云々、こういうのを見ていると、ドイツ文化の基底にあるキリスト教的民主主義に戻ってきたくなる。

今回の選挙結果を受けて、州首相に就任するアーミン・ラシェットは、インタビューでアナウンサーに「あなたは、CDUの中で、リベラルと言われていますね。」と言われ、

「NRW州は、実に多様です。多様な人々、多様な文化、多様な価値観、こういうところで、がちがちの保守というのは通用しません。」 と答えていました。こういったリベラルな所も有権者に受け入れられたのでしょう。

調査結果によれば、投票した人たちの80%が、中道左派から右派に代わっても、政治の内容はあまり変わらないと考えています。ちなみに、極右ポピュリスト政党(AfD)は、7,3%で初めて議会入りします(5%の得票率を超えた為)。それでも、NRW州では一時期の勢いはすっかり衰えました。

政権交代があるというのは有権者がきちんと、投票後も政治を見ていると言えます。第二次世界大戦の反省から生まれたドイツの民主主義や学校教育の成果は、確かに機能していると、個人的には思います。

Takaoka

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日本で75歳の男性が、溺れて川で流される子どもを救助 (動画付)

しました。

救助に興味があり、ドイツのレスキュースイマー(Gold *1)の資格を取り、ピンコロ123(*2)を目指す人間とってはダンボの耳(*3)になってしまうニュースです(笑)!

特殊用語(?)が続いてすみません…笑。
*1 Bronz(初級)、 Silver(中級)、Gold(上級) があり、プールにいる監視員は普通Silver取得者です。(⬅︎ さりげなく自慢…笑)

*2 123歳までピンピン生きて、その時が来たらコロっと大往生することです。

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*3 あまりにも興味深くて、ついつい耳を傾けているうちに、耳がダンボのように大きくなってしまう現象(⬅︎ そんなのない…笑)

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日本では、75歳で運転免許証を取り上げる法案(?)が出ている(?)ようですが、このニュース番組でも武田教授がそれを批判していました。

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60代で危ない人もいれば、100歳でも大丈夫な人もいます。

十人十色どころか百人百色、千差万別の人間をひとつの枠で囲ってしまうというのが元々おかしなことですし、永遠に不変の自然の法律(法則)などと比べると、それはとてもはかない人間が作る法律などの限界です(それは憲法にしても同じ)。

今、先進国のひとつとして日本では少子化の問題に直面し、景気が良くなり(?)失業率が下がって人手不足のようです。

そして政府は外国人労働者を大量に入れようとしていますが、愚案中の愚案としか思えません。

人が足りなければなぜ元気なご年配を活用しないのか…

月曜〜金曜まで毎日2時間の長いニュース番組ですが、救助の動画は丁度1時間目頃に出ます。

動画のスローモーションも出ますが、あっという間の出来事なので、今回の英雄である男性がレスキュースイマーの心得があるかどうか不明です。

レスキューの心得がある確率は高そうですが、子どもへの接近が後ろからだったのが故意かたまたまかなのか分からないので、実際にはその辺は不明ですが、いずれにしても泳ぎに自信のある人であることは間違いありません。

それにあの流れ、あの瞬時の動作でもし故意にわざわざ後ろから子どもに接触したのなら、かなりの強者です。

男性の職業が医師とのことなので、ひょっとしたら人を救うということに対してとても意識が高い人かもしれません。そうじゃない医師も結構いるようですが…笑。

娘さんが近くにいて(無謀だと?)止めたそうですが、ああいう人の場合の頭の中はもう「救う!」の一文字しかないと思います(笑)。

75歳といえば普通はおじいちゃん。

そのおじいちゃんが溺れる子供のレスキューです…

川崎

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ついに韓国と北朝鮮が統一?

かたよったマスコミにより、新しい大統領はヒラリーさんに間違いなしと思われていた当時、トランプさんの当選を予想して見事に当て、先月末からXデーがあると騒がれて、未だに何も起きないアメリカ軍の北朝鮮への攻撃などはないという予想さえもが的中している藤井厳喜さんという人が今日の虎ノ門ニュースに出ていました。

国際政治学者だそうですが、何とハーバード大学の政治学部大学院、政治博士課程を修了しているとのことなので超エリートです。

一緒に出ている博識なアメリカで弁護士でもあるケント・ギルバートさんが生徒で、藤井さんがまるで先生にも見える本日の番組で、藤井さんが再びビックリ発言。

韓国の大統領選の結果から、近い将来韓国と北朝鮮が統一する方向に向かうそうです。

人の行き来が昔と違って楽になり、インターネットの発展もあって世界がとても小さくなって来ているので、韓国統一は時間の問題だとは思っていましたが、日本にとっては好ましくない統一になるそうです。

つまり、北朝鮮が韓国に溶け込むのではなく、その逆になって駐韓アメリカ軍も撤退するそうです。

そうなると日本は一体どうなるのか…

 

川崎

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