ユーチューブなどの動画も含めたインターネットは勿論のこと、書籍を調べてみても、世界中に親日国がとても多いことに驚きます。
これだけ親日国が多い国が他にどこかあるだろうかと思えるほどです。
ビザ無しで入国できる国が最も多いのが日本のパスポートであることもそれを示しています。
親日国だけではなくて、親日家、日本ファン外国人の多さにも驚きます。
その中でも特に熱烈な日本ファン外国人のユーチューバーは動画で、「日本人、目を覚ませ!」と言ってくれています。
「目を覚ませ!」とはどういうことでしょうか?
それは古くは「GHQ、そして日教組や朝日・毎日新聞、左翼、反日の嘘に騙されるな!」というものです。
自虐史観から目を覚ませと言ってくれているのです。
日本のことを悪く言う反日勢力が、「日本はアジア諸国から嫌われている」と言います。
あるいはもっとひどいことに、「日本は世界から嫌われている」と言います。
ところが、「では、その嫌日国は具体的にどこですか?」と聞くと、中韓の2ヶ国に限られているのです。
あるいはそこに北朝鮮が加わり、多くても3ヶ国です。
つまりそれは、その発言の効果を狙って極端に誇張しているだけで、実際の嫌日は世界でわずかに 3ヶ国のみで、日本(人)を知っている国のほとんどは、実は親日なのです。
なぜでしょうか?
根本的なその理由は追って述べますが、それは国と時代で違い、それらの時代において、日本人は常に外国人に対して好印象を与え続けてきたからです。
そのスタートは、コロンブスのアメリカ大陸発見の15世紀の末から始まった、大航海時代と呼ばれる時代でした。
スペインとポルトガルが、ヨーロッパ大陸を飛び出て世界中に散らばり、有色人種の国々を次々と植民地にしていった時代です。
ヨーロッパから最も遠い日本に彼らが到着したのは16世紀の中頃ですが、その頃の彼らが残した言葉です…:
「従順で礼儀正しく、才気があり、親切で人をだますこともなく、美徳と正直な話をすることについては近年発見された他のあらゆる国に優る…
(中略)とても気立てがよくて、驚くほど理性に従います。日本人はこれまでに発見された他のどこの国民よりも、徳行と廉直の点で優れている。
その性質は温和で、瞞着を排し名誉を切望し、名誉こそ最高のものであるとしている。貧困は彼らの間ではふつうのことで、苦労して貧困に耐えるけれども、それは決して不名誉のことではない」フランシスコ・ザビエル(1506‐1552)
当時の日本人は西洋人のことを、南から来る野蛮人を意味する「南蛮人」と呼んでいました。
実際に日本人と比べると、欧米人等はかなり野蛮です。
自然災害が起これば暴動になります。
そこで東日本大地震の時の被災地の方々は世界から賞賛されるのです。
元々野蛮である上に、当時の移動手段といえば船。
船乗りは荒くれ者が多いです。
当時から、西洋人と比べて日本人の方が礼儀正しかったのが、前述のザビエルや、これから出てくるペリー、モースの残した言葉でも分かります。
その南蛮人から侵略、植民地化されるのを恐れた日本は、200年以上もの長い鎖国に入りました。
ですが、その鎖国も1853年、当時の日本にはなかった蒸気で動く大型の黒船を4隻率いたペリーによって終わらされ、再び日本に外国人が来始めました。
その幕末から明治に日本に来た外国人が残した言葉です…:
「日本人ほど丁重に礼儀正しくふるまう国民は、世界中どこにもいない」マシュー・カルブレイス・ペリー 海軍代将、黒船指揮官 (1794-1858)
「人々が正直である国にいることは実に気持ちがよい。私は決して札入れや懐中時計の見張りをしようとしない。
鍵をかけぬ部屋の机の上に私は小銭を置いたままにする…
(中略) 日本人が丁寧であることを物語る最も力強い事実は、最高階級から最低階級に至るまで、全ての人々がいずれも行儀がいいということである」エドワード・シルベスター・モース アメリカ動物学者(1838~1925)大森貝塚・縄文土器を発見・発掘
そして20世紀の初め、日本とロシアの戦争である日露戦争で日本が勝ちましたが、それは世界中の予想を大きく覆したものでした。
ロシアは昔から領土拡大の意欲が異常に強くて、周りの国々は常に恐怖を感じていましたが、当時は今以上に強大で、軍事力も世界最大で誰も逆らえませんでした。
(だから北方領土など返ってくるわけがありません)
それが日露戦争となった理由でしたが、ロシアから脅威を感じていた北欧の特にノルウェー、バルト三国、東欧、トルコ、中東、アジアの多くの国々が、小国で有色人種の日本の勝利に、初代のインドの首相であるネルーの言葉を借りれば「飛び上がらんばかりに」喜んでくれました。
それらの国々の中でも、特に今まで白人に支配され続けていた有色人種の国々の喜び方は尋常ではありませんでした。
「自分(= ネルー)がまだ子どもの頃に、日露戦争での日本勝利という誰もが予想もしていなかったことが起こりました。非白人国の日本が、白人国のロシアに挑んでこれに勝利したという事実に、私は踊り上がらんばかりに喜びました。
インドのイギリスからの独立に生涯をかけようと自分に決意させたものは、日露戦争における日本の勝利です。日本のように団結して事に臨めば、独立は必ずや可能になる。そのことを日本の勝利が教えてくれたのです」ネルー、インド初代首相(1889〜1964)
日本人が海外で知られるようになった理由には、海外に移住した多くの日本人の存在もあります。
それは1868年のハワイ行きから始まりましたが、コツコツと真面目で謙虚な国民性が、現地の人たちに認められ続けて来ました。
1900年に入ると、はるか南米への大勢の日本人の移住も始まりました。
特にブラジルに関しては当時の記録が残っていますので、是非一度、親日国の中のブラジルのページをご覧下さい。
日本人は元々忍耐強くて文句を言いませんが(➡︎ 世界で一番、我慢、耐える国民)、
海外に移住した日本人は、アメリカなどの第二次世界大戦で敵国になった国々では当時に悲惨な仕打ちを受けましたが、それでも反乱などを起こすことなく耐え忍びました。
参戦する理由もなかった第一次世界大戦では、同盟国のイギリスに要請されて参戦、戦勝国の一国になりました。
そして戦後のパリ講和会議(= 敗戦国の責任を問う会議)にて日本は、人種差別撤廃案を訴えましたが、それは多くの有色人種の国々で大歓迎されました。
(支配者側の白人たちには嫌われ疎まれましたが…)
15世紀の末から20世紀までの世界は、支配する白人の側と、支配される有色人種の側に大きく分かれた500年間だったからです。
そして第二次世界大戦において、日本は敗戦はしたものの、特に東南アジアでの日本の活躍は、今までイギリス、アメリカ、フランス、オランダの白人に支配されていた植民地諸国が、ひとつの例外もなく全て独立できることになりました。
この時期の日本軍は、東南アジアの国々の独立に大きな貢献を果たしたことと、日本人の民度の高さが今日までの親日の理由になっています。
東南アジア以外の激戦地オセアニアでも、日本人の基本的な国民性である規律正しく真面目で謙虚な態度、日本的な相手のことを考えた気配り統治を行ったことも親日の理由になっています。
「日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。日本というお母さんは難産して母体をそこなったが、産まれた子供はすくすくと育っている。今日、東南アジ アの諸国民が米英と対等に話ができるのは、いったい誰のおかげであるのか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである」ククリット・プラーモート(1911-1995) タイ元首相、タイで最も権威ある新聞「サイヤム・ラット」紙上で(1955)
「もし日本があと5年大東亜戦争を続けていたならば、恐らく中東まで進出していただろうから、中東諸国ももっと早く独立できたであろうし、日本軍の大変な勢いがアフリカにも伝わって、アフリカ諸国もインドネシアのようにもっと早く独立できただろう。そうすれば、南アフリカも現在のように苦しまずに済んだはずなのだ」インドネシア、アラムシャ陸軍中将
真の歴史の勉強が足りない、何人かの過去のお馬鹿な日本人政治家の発言がいかにトンチンカンであるかが理解できます。
「平成6年、マレーシアを訪れて第2次世界大戦の謝罪を口にした総理の村山富市と衆議院議長の土井たか子に対して…
なぜ日本が50年前に起きた戦争のことをいまだに誤り続けるのか理解できない」マレーシア元首相、マハティール・ビン・モハマド
時代と共に多少は親日の理由が違っても、基本的な答えは、世界の物差しで計った、「日本人とは?」の答えにあります。
ほとんどの日本人自身が知らない、気が付いていない事実があります。
日本人は、間違いなく世界でダントツトップの真面目で謙虚な国民です。
一言でいえば真面目ですが、それを詳しく言うと、謙虚、謙遜、譲る、遠慮、謙る(へりくだる)、気配り、気遣い、人に迷惑をかけない…
他にも…
嘘をつかない
親を大事にする
食べ物を残さない
掃除(身の回りをきれいに)する
開けたら閉める、出したらしまう、使ったら片付ける
脱いだ靴を揃える…
これらの、普通の日本人なら昔から受けて続けている躾のお陰です。
「受けてない?」
「それは問題です!」
実は、日本人なら誰でも普通は持つ、自己主張をしない、謙遜、謙虚、協調するという国民性はどこに行っても歓迎されます。
そこで日本人が多く住む海外の地域では、自然に親日になってもらえます。
日本という国を知っている海外の国々では、中韓、北朝鮮を除くと、ほとんどの国が親日であることに気づかされるのです。
それは誰のおかげでしょうか?
私たちのご先祖様のお陰です。
ご先祖様というと大袈裟ですが、私たちのおじいちゃん、ひいおじいちゃんたちの努力、品行の良さのお陰です。
私たちはその人たちから、教育と躾を受けました。
心から感謝しなければならないのではないのでしょうか?
そのおじいちゃん、ひいおじいちゃん、特に70〜80年前の人たちに対して、多くの人が捏造の歴史にまんまと騙されて自虐史観に堕ちいり、すけべな悪人だと思い込まされています。
果たしてそれで良いのでしょうか?
これからの私たちが気をつけなければならないのは、今を生きている私たちが、過去の素晴らしい先祖が残してくれた「日本人の評判」に泥を塗らないように頑張ることではないでしょうか?
さらには、反日や自虐史観の人たちによって悪者にされてしまっている私たちのお爺さん、ひいお爺さんの濡れ衣をはらしてあげることではないでしょうか?
勝者が書いた捏造の歴史や、反日勢力の嘘に騙されずに、襟を正して「それは違う!」と言うことではないでしょうか?
それは決して仰々しいことでも、難しいことではありません。
単に私たち一人一人が、今までの栄光に乗っかって奢ったり、傲慢になるのではなく、襟を正して過去のご先祖さまたちが行ったことを粛々と続けていくだけです。
他にも、親日国が多い理由には、日本のODAもあります。
ODAと聞くと、「お金を出しただけじゃないか!」と思いがちです。
ところが実際には、多くの若い日本人が、海外青年協力隊として現地に行き、その青年たちの典型的な前述の日本人の態度、真面目な働きぶりが現地の人たちの目にとまっているのです。
それがなぜ? と思う人は、是非一度「日本人とは?」のページをお読み下さい。
そしてそのODAを支えているのは納税している日本国民全てです。
東日本大地震では多くの方々が亡くなられ、こんなことを書くのは不謹慎ですが、あの時に海外から送られた義援金を知ると、そこからは意外な事実を発見できて、親日国についてより気がつくことがあります。
台湾の親日度については、多くの日本人が驚き改めて知ることになりましたが、他にも国力に比べるとかなりの多額な義援金を送ってくれた比較的に小いさい国々に驚き、大きな感謝の気持ちが起こります。